仏Dassault Systemes(ダッソー・システムズ)は、ソーラー・インパルス社との技術パートナーシップを更新し、太陽エネルギーのみで飛行するソーラー飛行機で世界一周飛行を目指すプロジェクト「ソーラー・インパルス計画」の次期フェーズに参画することを発表した。
仏Dassault Systemes(ダッソー・システムズ)は、ソーラー・インパルス社との技術パートナーシップを更新し、太陽エネルギーのみで飛行するソーラー飛行機で世界一周飛行を目指すプロジェクト「ソーラー・インパルス計画」の次期フェーズに参画することを発表した。
2014年4月、ソーラー飛行機の試作2世代目となる「ソーラー・インパルス2」が公開され、同年6月にテスト飛行を成功させた。この機体の設計・構築・検証に、「CATIA」や「ENOVIA」など各種アプリケーションを含む、同社の3Dエクスペリエンスプラットフォームが活用されている。
ソーラー・インパルス2の開発に取り組むチームは、新型の機体・翼の設計や、厳格な重量目標を達成するための新素材の活用など、これまでとは異なるさまざまな課題に直面したという。特に、コックピットの設計においては、世界一周を達成する上での安全性、快適性、操縦性を確実なものとするため、高度な設計および管理ツールが求められており、同社の各種アプリケーションが開発に貢献したとしている。
ソーラー・インパルス2は、太陽エネルギーだけで日中および夜間の飛行を実現する次世代ソーラー飛行機。2015年に世界一周飛行の実現を目指すとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.