Googleのモジュール式スマートフォン「Project Ara」、基板が一部公開:組み込み開発ニュース
Googleは現在計画しているモジュール式スマートフォン「Project Ara」のプリント線基板(PCB)を公開した。公開とあわせて、「MDK(Module Developers Kit)」のバージョン0.20(v0.20)がリリース予定であることも明らかにされた。
Googleは現在計画しているモジュール式スマートフォン「Project Ara」のプリント線基板(PCB)を公開した。プロジェクトを推進しているGoogle ATAPが自身のGoogle+ページで公開した。
Project Araは機能ごとに基板をブロック化、必要なモジュールを選択することで、好みに似合ったスマートフォンを作れるというもの。2014年7月の開発者向けイベント「Google I/O 2014」にてプロトタイプを公開しており、2015年1月には、開発者向けのイベント「The Project Ara Module Developers Conference」も開催される予定となっている。
Google ATAPがGoogle+にて公開した「Project Ara」のプリント基板(出展:Google)
今回画像が公開されたプリント基板は第2世代プロトタイプ「Spiral 2」と呼ばれるもので、公開と同時に、「MDK(Module Developers Kit)」のバージョン0.20(v0.20)がリリース予定であることも明らかにされた。
- Googleの「Project Ara」は順調、いずれは3Dプリンタの活用も
Googleは、「Google I/O 2014」でモジュール式スマートフォン「Project Ara」のプロトタイプを披露した。まだ課題はあるものの、Googleの開発チームはProject Araの可能性に自信を持っているようだ。さらに、将来的には3Dプリンタと導電性インクを使い、モジュールの一部を印刷することも検討しているという。
- Googleのモジュール式スマホ、「興味深いが欠点も多い」
欲しい機能を組み合わせてカスタマイズできるとして、注目を集めるGoogleのモジュール式スマートフォン。米国で開発者会議が開かれ、MDK(Module Developer Kit)が公開された。参加者からは、同スマートフォンについて「興味深いが欠点も多い」との声も聞かれた。
- Googleがモジュール式自作スマホ「Project Ara」で狙うもの
Googleが、スマートフォンを自作する「Project Ara」を進めている。機能ブロックごとにモジュール化し、好きなものを組み合わせてカスタマイズしたスマートフォンを作るというものだ。Googleは同プロジェクトで「60億の人々をスマートフォン分野に引き込む」としている。
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