中継パソコン・専用通信ユニットを介さず上位ホストと直結できるため、低コストでSECS/GEM通信の実行環境を構築できる。従来と比べ、SECS/GEM通信の設計工数を約6割以上削減できる。
オムロンは2014年10月6日、マシンオートメーションコントローラ「NJシリーズ」に、SECS/GEM通信機能を搭載したCPUユニット「形NJ501-1340」を追加したと発表した。
形NJ501-1340は、装置制御と上位のホストコンピュータ(上位ホスト)との通信機能を1つのCPUに融合した高性能コントローラ。中継パソコン・専用通信ユニットを介さず上位ホストと直結できるため、低コストでSECS/GEM通信の実行環境を構築できる。
また、CPUユニットが上位ホストに直結することで、装置も小型化。システム構成の簡略化により、装置全体のメンテナンス性も向上している。
さらに、NJシリーズが採用する変数プログラミング手法により、アドレス設定・管理の必要がない。One CPUでSECS/GEM通信が可能で、中継パソコンとマシンコントローラ間の通信も不要。SECS/GEMコンフィグレータにより、設計も簡単にできる。これにより、従来の中継用パソコン・専用通信ユニット・専用ソフトウェアを介した場合と比べ、SECS/GEM通信の設計工数を6割以上削減できる。
グローバルな装置開発を可能にするため、半導体・FPD・LED・PV製造業界基準のSEMI規格、SEMI規格 Full-GEMにも対応している。
価格はオープンで、設定用のソフトウェア「SECS/GEMコンフィグレータ 形WS02-GCTL1」も同時に発売した。
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