3Dスキャニング技術などの開発を手がけるノアは、「CEATEC JAPAN 2014」でディスプレイ一体型のハンディタイプの3Dスキャナー「Hapimo:3D」を展示。デジタルカメラで撮影するように3Dスキャンを行うことができ。本体に保存されたデータはWi-Fi経由でPCに転送できる。
3Dスキャニング技術などの開発を手がけるノア(茨城県茨木市)は、「CEATEC JAPAN 2014」(2014年10月7〜11日、幕張メッセ)で、ディスプレイ一体型のハンディタイプの3Dスキャナー「Hapimo:3D」を展示した。デジタルカメラで撮影するように3Dスキャンを行うことが可能で、本体に保存されたデータはWi-Fi経由でPCに転送できる。価格は27万5000円(税別)。
本体のサイズは、260(幅)×180(高さ)×55(奥行き)mmで、重さは1.4kg。バッテリーも内蔵している。7インチのタッチパネルを搭載しており、スキャンしたデータはその場で確認することができる。
スキャン可能な距離は0.8〜3.5mで、データはPLY形式で保存される。高分解モードで0.8mの距離からスキャンした場合の分解能は、空間(X/Y)が1.4mm、深さ(Z)は2.2mmとなっている。
「これまでの3Dスキャナーは大型で高額なものが多かった。Hapimo:3Dは誰でも簡単に3Dデータを作成できるように開発した製品。2014年2月から販売を行っており、主に大学機関の研究などに導入していただいている。ユーザーからの要望に応じ、2014年10月1日からDMM.comと提携してHapimo:3Dのレンタルサービスも開始した」(担当者)
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