ギヤボックス設計解析ソフトウェアに約6000型番の軸受データを提供：メカ設計ニュース

NTNは、KISSsoftが開発、提供するギヤボックス設計解析ソフトウェア「KISSsoft」に、軸受データの提供を開始した。同社の軸受を簡単かつ迅速に選定できるようになるため、設計開発の効率化や期間短縮に貢献する。

[MONOist]

　NTNは2025年5月30日、スイスのKISSsoftが開発、提供するギヤボックス設計解析ソフトウェア「KISSsoft」に、軸受データの提供を開始したと発表した。

　KISSsoftは、国際規格に準拠しつつ、機械要素の設計や最適化、検算ができるモジュール形式の計算プログラムだ。ユーザーが求める用途や分野に合わせてソフトウェアパッケージをカスタマイズしたり、主要なCADソフトウェアと連携したりできる。

　NTNがKISSsoftに軸受データを提供することで、同社の軸受を簡単かつ迅速に選定できるようになる。これにより、ユーザーの設計開発の効率化や期間短縮に貢献する。

軸受選定検討時の画面（イメージ） 出所：NTN

　今回、NTNが提供した軸受データは、約6000型番に及ぶ。深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受、円すいころ軸受、円筒ころ軸受、自動調心ころ軸受、針状ころ軸受、スラスト軸受などのデータが、2025年春の同ソフトウェア更新時からラインアップされている。

⇒ その他の「メカ設計」関連ニュースはこちら