ラティス・テクノロジーの軽量3Dデータ技術「XVL」と、NavVisが開発したデジタルツインプラットフォーム「NavVis IVION」が連携を開始した。変換ソフトを使わずに、NavVis IVIONの点群データをXVLファイル形式で出力可能になった。
ラティス・テクノロジーは2025年4月22日、NavVisが開発したデジタルツインプラットフォーム「NavVis IVION」と、軽量3Dデータ技術「XVL」の連携開始を発表した。高度な3Dデジタルツイン環境を容易に構築可能になり、工程検討やライン構築の最適化を支援する。
NavVis IVIONは、3Dデータ計測デバイス「NavVis VLX」で撮影した点群データとパノラマ写真をクラウドベースで管理し、3Dスキャンした施設や工場のデジタルツインを直感的に活用できる。日本では、構造計画研究所が提供している。
今回の連携により、変換ソフトを使わずに、NavVis IVIONの点群データをXVLファイル形式で出力可能になった。出力したXVLファイルは、ラティス・テクノロジーの生産設備検証ソリューションで工程検討やライン構築などの検討業務でそのまま活用できる。
現物を撮影した高精度な点群データとXVLによる3D CADデータを統合することで、高度な3Dデジタルツイン環境を容易に構築できる。設備や生産ラインの設計において、現実により近い高精度なシミュレーションと工程検討が可能になる。
また、クラウド環境の活用で、リモート下でも関係各所が高精度な点群データに迅速かつ安全にアクセスでき、工程検討やライン構築の情報共有、意思決定を支援する。ファイルサーバにXVL形式の3Dモデルを配置し、点群データとひも付けると、対象箇所を軽量かつ直感的に参照できる。
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