アドバンスト最適励磁制御により、従来製品に比べ、モーター効率が約15%向上。待機電力も最大約70%削減した。ファン・ポンプの負荷に合わせ、LD(軽負荷)とSLD(超軽負荷)の2種類の定格が選択可能となっている。
三菱電機は2014年7月31日、ファン・ポンプ向けの省エネ汎用インバーター「FREQROL-F800」シリーズを発売した。
FREQROL-F800シリーズは、新たに開発されたアドバンスト最適励磁制御により、同社従来製品に比べ、モーター効率が約15%向上。DC24V外部電源供給による「セルフパワーマネジメント」が可能になったことで、待機電力も最大約70%削減した。
また、ファン・ポンプの負荷に合わせ、LD(軽負荷)とSLD(超軽負荷)の2種類の定格が選べる「多重定格化」により、使用するモーターに最適な容量のインバーターが選択できる。さらに、最大4台のポンプを同時に制御する「マルチポンプ機能」で、運転状況に応じた水量調節が可能となっている。
他に、USBメモリ経由でパラメーターのコピーも可能。インバーターセットアップソフトウェアの「FR Configurator2」を使用することで、従来機種からのパラメーターも簡単に移行できる。また、トラブル発生直前の運転情報をUSBメモリ経由でパソコンに取り込み、トラブル解析できるトレース機能も搭載している。
価格は、入力電圧3相200Vが11万8000円〜350万円(税別)、3相400Vが14万8000円〜1950万円(税別)で、それぞれ17機種と29機種(うち5機種はコンバータ分離タイプ)の計46機種をラインアップ。同社では、2014年度の販売台数は月7000台を目指すとしている。
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