四輪車・二輪車・船舶などの中核部品を製造する丸茂工業へ、総額約15億円の投資を行う。業界再編が進展する3〜5年後に向け、生産効率を改善し、アジア市場における成長戦略を支援する。
ニューホライズン キャピタルは2014年6月30日、鍛造加工部品メーカーの丸茂工業への投資を決定したと発表した。
丸茂工業は、四輪車・二輪車・船舶などの中核部品を製造する中堅の鍛造加工部品製造企業。国内やインドネシアで生産・販売しているが、景気低迷やリーマンショックなどの影響で業績が悪化。2012年以降、業界は需要が回復しつつあるが、同社は収益の回復が図れない状態が続き、国内外で設備老朽化への対応が困難になっていたという。
ニューホライズン キャピタルは、同社へ総額約15億円を投資し、国内外での新規設備の導入を積極的に推進する予定。業界再編が進展する3〜5年後に向け、生産効率を改善し、アジア市場における成長戦略を支援していくとしている。
今回の投資は、日本の基幹産業に欠くことのできない中核部品を製造していること、生産効率の向上や収益性の改善などが見込めることから決定したもの。また、インドネシアでは日本メーカーが圧倒的なシェアを誇っており、東南アジアの近隣諸国も含め、需要拡大が期待できるとしている。
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