3次元測定で進化するモノづくりとは――ファロージャパンDMS2014開催直前! ブース出展情報

「第25回 設計・製造ソリューション展」のファロージャパンブースでは、「FARO Edge ScanArm ES」、「FARO Laser Scanner Focus 3D」、「FARO Laser Tracker Vantage」といった同社の3次元測定器や3Dスキャナが展示される。

» 2014年06月05日 10時20分 公開
[MONOist]

 2014年6月25〜27日の3日間、東京ビッグサイトで「第25回 設計・製造ソリューション展」(以下、DMS2014)が開催される。ファロージャパンのブースでは、「FARO Edge ScanArm ES」、「FARO Laser Scanner Focus 3D」、「FARO Laser Tracker Vantage」といった同社の3次元測定器や3Dスキャナが展示される。ポータブル3次元測定器や3Dスキャナの登場が、モノづくりの現場をどのように変えているのかを紹介するという。

出展製品

FARO Edge ScanArm ES

 接触/非接触一体型のアーム式ポータブル3次元測定器。ハンドル部分に軽量の3Dレーザースキャナを搭載しており、接触測定と非接触測定は機器の取り換えなしに使用可能。曲面などの複雑な形状のスキャンにも対応し、CADデータとの比較、リバースエンジニアリング、3Dプリンタ用のデータ作成などに使える。

FARO Laser Scanner Focus 3D

 重さ5.2Kgの小型の3Dレーザースキャナ。高所や立ち入れない場所にある対象物をスキャンでき、既設構造物、プラント、配管、地理情報、工場レイアウト変更時の現状把握や、搬入経路の干渉の有無の調査などに使える。点群データは3次元情報を維持しているため、測定も同時に行える。GPSを搭載しており、330mまでの範囲が測定可能で、犯罪や事故調査のための現場のデジタル化、遺跡保存のためのアーカイブ化などにも使用できる。

FARO Laser Tracker Vantage

 80mまでの長距離測定や大型部品のリアルタイム測定が可能で、機械のアライメント、据え付け時のレベル出しに使える。また、ロボットアームの先端に取り付けたターゲットを追尾することで動体測定が可能なため、ロボットキャリブレーションなどにも使用できる。移動が困難な大型建機のフレームの測定、レイアウトマシンでは困難だった部品取り付け位置の測定などにも利用できる。

「FARO Edge ScanArm ES」(左)と「FARO Laser Scanner Focus 3D」(右)(クリックで拡大)出典:ファロージャパン

 同社によると、近年3Dプリンタの導入が進んでいるが、その元データを作成するために3Dスキャナを導入する例が増加しているという。また、最近は3次元CADの普及と樹脂製品の多用などにより、丸みを帯びた形状の機械や部品が増えており、接触測定やカメラのような非接触スキャナでは測定しきれない複雑な形状をアーム型3Dスキャナで測定するユーザーも多い。

 「まだ3次元測定を始めていない方、ご存じない方にぜひ導入の利点を知っていただきたい。測定に関して課題を抱えていらっしゃる方、生産性向上設備投資促進税制を利用した設備導入を検討されている方がいたら、ぜひ相談していただきたい」(同社)。

第25回 設計・製造ソリューション展(DMS2014)

会期 2014年6月25〜6月27日 10:00〜18:00※最終日のみ17:00終了

会場 東京ビッグサイト

ファロージャパン ブース情報

東ホール(小間番号:5-6、2小間)


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