エアバスは、RFIDを用いて部品の個体管理と正確なトレーサビリティを実現するRFID Integrated Labelプロジェクトに着手。このプロジェクトにおいて、富士通の新型RFIDラベルが採用される。
富士通は2014年5月14日、エアバスの「RFID Integrated Label」プロジェクトの商談を獲得したと発表した。
エアバスは全ての航空機の製造段階から、主要な航空機部品1つ1つにRFIDラベルを貼り付けて、部品の個体管理と正確なトレーサビリティを実現するRFID Integrated Labelプロジェクトに2013年1月から着手。このプロジェクトにおいて、従来品より柔軟性や薄さを強化した富士通の新型RFIDラベルが採用されることになる。
今回の新RFIDラベルは、富士通研究所の技術を用いて開発した。航空機部品に適用されるSAEAS5678規格と、航空業界の標準データフォーマットである「ATA Spec 2000 standard Ver. 2013.」に準拠している。メモリサイズは、1KBと8KBの2種類。大・中・小の3サイズを用意し、かつ金属・非金属にも対応することで、全世界の部品ベンダーの要求に対応できるという。リーダの読み取り距離は約1.5m、米国や欧州のRFID周波数帯域に準拠している。
新RFIDラベルおよび関連製品は、2014年6月1日より販売を開始する。
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