「いまさら聞けない モノのインターネット」――インテルがIoTを“超”分かりやすく解説ESEC2014 速報

インテルは「第17回 組込みシステム開発技術展(ESEC2014)」(会期:2014年5月14〜16日)に出展。「The Internet of Things starts here.」のスローガンの下、IoT(モノのインターネット)をメインテーマに掲げ、多くのパートナー企業とともに、IoTの実現に欠かせないデバイス、ソフトウェア、サービスに関する技術/ソリューションなどを幅広く紹介した。

» 2014年05月14日 13時58分 公開
[八木沢篤,MONOist]
インテル

 インテルは「第17回 組込みシステム開発技術展(ESEC2014)」(会期:2014年5月14〜16日)に出展。「The Internet of Things starts here.」のスローガンの下、IoT(モノのインターネット)をメインテーマに掲げ、多くのパートナー企業とともに、IoTの実現に欠かせないデバイス、ソフトウェア、サービスに関する技術/ソリューションなどを幅広く紹介した。

 ESECなどの専門展示会におけるインテルブースの特色は、次世代技術を用いたフューチャーゾーンが大きな目玉となっていたが、ESEC2014では「数カ月先にIoT関連のビジネスに活用できるものを中心に紹介している」(担当者)という。詳しくは事後リポートで紹介する予定だが、先日発表されたIoT向けのゲートウェイ開発キットやワークロード・コンソリデーションの展示デモ(関連記事:IoTはバズワードからビジネストレンドへ――インテルが米国最新事例を報告)、映像解析を活用したデータアナリティクス技術、デバイス開発を支援するインテルのリファレンスデザイン(Intelligent System Extended)など、所狭しと数多くの展示デモが披露されていた。

インテルブースの前面ステージで行われたセッションの様子 インテルブースの前面ステージで行われたセッションの様子 ※画像クリックで拡大表示

 今回のインテルブースは、入り口から奥に掛けて、IoTを構成する「デバイス」「ソフトウェア」「サービス」の各ゾーンが横並びで設けられており、ストーリー性が重視されている。特にその象徴といえるのが、ブース前面(入り口側)のステージで行われる掛け合い形式のミニセッションだ。

 「IoTは言葉が先行している印象を受ける。意外とまだIoTが何であるかを理解している人は少ない。このセッションでは、IoTとは何か? どんなメリットがもたらされるのか? どこがポイントになるのか? を分かりやすく説明。その後、ブース内の展示デモの内容を見ていただくことで、IoTの理解をより深めてもらいたい」(担当者)という。ミニセッションの中では、タクシーの位置情報とワイパーの稼働状況をデータセンター側で収集することで、ワイパーが多く稼働しているエリア(=雨が強く降っているであろう場所)を特定。そこに多くのタクシーを配車して効率化を図るという事例などを紹介していた。

 その他、面白い取り組みとして、IoTを分かりやすく解説した漫画「つながるだけじゃない! IoTが可能にすること!」の配布も実施。漫画の中では、IoT時代の到来がどのような世界・未来を築くのかを、「仕事」「安心・安全」「生活」の3つのストーリーで紹介している。

IoTを分かりやすく解説した漫画を配布 IoTを分かりやすく解説した漫画を配布 ※画像クリックで拡大表示

 今回のESECは、特にIoT色が強い印象を受ける。IoTとは何か? 興味のある人は、展示会場を回る前にインテルブースに立ち寄ってみてはいかがだろうか。

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