三菱自動車がディーゼルエンジン開発を強化、専門の試験部署を設立:エコカー技術
三菱自動車は、2014年4月1日付で行う組織改正で、開発本部の「性能実験部」を、ガソリンエンジンと電動車両を担当する「第一性能実験部」と、ディーゼルエンジンを担当する「第二性能実験部」に分割する方針を明らかにした。
三菱自動車は2014年3月18日、同年4月1日付で行う組織改正を発表した。
製品開発関連では、開発統括部門傘下の開発本部で、パワートレイン関連の試験を行う部署での組織改正が行われた。
まず、現在の「性能実験部」を、ガソリンエンジンと電動車両を担当する「第一性能実験部」と、ディーゼルエンジンを担当する「第二性能実験部」に分割する。次に、現在の「パワートレイン実験部」のうち、ドライブトレインの開発試験の機能を、2つの性能実験部にそれぞれ移管する。パワートレイン実験部は、パワートレインの要素試験の機能だけが残るので、「パワートレイン要素実験部」に改称する。
クリーンディーゼルエンジンを搭載する「デリカD:5」(クリックで拡大) 出典:三菱自動車
また、開発本部の「技術企画部」の評価統括・車両評価関連業務を、商品戦略本部に移管することとなった。このため、商品戦略本部内に、同業務を担当する「商品力評価部」を新設する。
CSR推進本部ではCFP推進室を新設することになった。これは、2013年4月に国土交通省からリコール業務に関する行政指導を受けた際に導入を表明した、全社的な品質改革推進運動「カスタマーファースト・プログラム(CFP)」の担当部署となるものだ。
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