ガイオ・テクノロジーは、組み込みソフトウェアの単体テストの受託サービスを拡充し、「テストパートナーSQV」としてリニューアル。自動車向け機能安全規格であるISO 26262の認証取得に必要なテストエビデンスを分かりやすく説明できるリポートの作成に対応するなど、サービス内容を大幅に強化した。
ガイオ・テクノロジーは2014年3月11日、組み込みソフトウェアの単体テストの受託サービスを拡充し、「テストパートナーSQV」としてリニューアルしたと発表した。
組み込みソフトウェアの単体テストは、コーディングと結合テスト/システムテストの中間に位置しており、短期間でテストを完了することが求められることが多い。ガイオ・テクノロジーは、クロスコンパイラやコード解析、単体テストなどのツールベンダーとして長年培った知見を基に、組み込みソフトウェアの単体テストを中心としたテスト業務を受託するサービスを2005年から提供していた。
今回発表したテストパートナーSQVでは、機能安全規格(自動車向けのISO 26262、一般産業機器向けのIEC 61508など)の認証取得に必要なテストエビデンスを分かりやすく説明できるリポートの作成や、短納期でのテスト対応に必要な国内外のパートナーとの協業体制の整備などを追加してサービス内容を強化したとしている。
自動車業界では、車載システムを自動車メーカーに納入するティア1サプライヤによるISO 26262の認証取得に向けた活動が活発化している。しかし、第三者認証機関からISO 26262の認証を取得するには、機能安全を実現していることの裏付けとなるエビデンスの提出が求められると同時に、そのエビデンスの説明責任も問われる。
テストパートナーSQVでは、顧客が第三者認証機関に提出するエビデンスに説得力を持たせられるように、ガイオ・テクノロジーの持つノウハウを提供するとしている。
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