横河電機、非接触温度監視・データ記録が行える「SMARTDAC+」サーモグラフィパッケージを発売FAニュース

ペーパレスレコーダー「GX20」または「GP20」とFLIR Systems製高解像度赤外線サーモカメラをパッケージ化し、非接触での温度監視を可能にした。Ethernet経由でデータを記録し、設定値から外れた場合のアラーム発報も行える。

» 2013年11月15日 07時30分 公開
[MONOist]

 横河電機は2013年11月1日、赤外線サーモカメラとレコーダーを用いて非接触での温度監視と測定データ記録が行える「SMARTDAC+」サーモグラフィパッケージを発売した。

 同社のペーパレスレコーダー「GX20」または「GP20」と、FLIR Systems製の高解像度赤外線サーモカメラをパッケージ化したもので、赤外線サーモカメラで測定した温度データをEthernet経由でSMARTDAC+に長時間記録することができる。

 レコーダーには温度分布画像および最大10カ所までの指定部分の温度を表示できる。また、あらかじめ指定したエリア内の温度の平均値・最小値・最大値を数値で表示して記録することも可能。

 さらに、測定値が設定範囲を逸脱した場合には、電子メールによるアラーム発報、および画像の自動保存や自動印刷などを行うよう設定できる。

photo 「SMARTDAC+」サーモグラフィパッケージ

 主にプラントなどの生産現場において、貯炭場や廃棄物集積所、稼働中の回転炉やボイラーなど、接触式センサーの取り付けが困難な場所での利用を想定している。

photo あらかじめ設定したポイントを記録

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