また、環境汚染やレアアース高騰といった“環境の変化”や、高度成長を続ける新興国/高齢化が進む先進国といった“労働環境の変化”に対しては、「省エネ、省Dy(ジスプロシウム)」「安心、安全」「使いやすさ、サポート」といった付加価値が求められているとし、今回の新製品がこれら装置性能へのニーズや付加価値を“極める”ことができるソリューションであると小笠原氏は説明する。
Σ-7シリーズの主な特徴は以下の通り。
高付加価値ポイントとして「省エネ」を極めた例。従来、回生エネルギーを回生抵抗で消費していた装置で、2軸(もしくは単軸)サーボアンプをDCバスで接続。回生エネルギーを有効利用することで、省エネルギー化に貢献しているMP3300は、2011年10月に市場投入したMP2000シリーズの後継機種。サイズやコストはMP2000から継承しつつ、性能および機能強化を実現。Σ-7シリーズとの組み合わせにより“潜在的なFA装置の課題解決、環境や省エネへの配慮”を製品コンセプトとしている。
MP2000シリーズからの進化点として、制御性能をパワーアップ。演算・アプリケーション処理の高速/高精度化やプログラム容量拡大の他、MECHATROLINK-IIIを標準搭載した対応機器との高速な同期通信を可能とした。また、メンテナンス性の向上(CPUユニット本体にストレージ用USBポートを標準搭載、データロギング機能)、使いやすさ向上(Σ-7シリーズとの組み合わせでメンテナンスモニタ、多軸チューニング、サーボ・データトレース連携)などを図った。
なお、2013年11月6〜8日に開催する「システムコントロールフェア2013(SCF2013)」の同社ブースでは、Σ-7シリーズとMP3300の動作デモが行われる予定だ。
| 会期 | 2013年11月6日(水)〜8日(金) |
|---|---|
| 時間 | 10:00〜17:00 |
| 会場 | 東京ビッグサイト |
| 安川電機 | ブースNo.: S-73 |
安川電機、自動車製造ラインなどに向けた産業用ロボット3機種とコントローラ発売
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