マツダは、「第43回東京モーターショー2013」において、ガソリンと圧縮天然ガス(CNG)の両方を燃料として使用できる新型エンジン「SKYACTIV-CNG」を世界初公開する。
マツダは2013年10月21日、「第43回東京モーターショー2013」(2013年11月20日〜12月1日、東京ビッグサイト)において、ガソリンと圧縮天然ガス(CNG)の両方を燃料として使用できる新型エンジン「SKYACTIV-CNG」を搭載する「Mazda3 SKYACTIV-CNGコンセプト」を参考出展すると発表した。
SKYACTIV-CNGは、米国のシェールガス革命などによって供給量が増加している天然ガスを燃料として使用できるエンジンである。高い圧縮比を特徴とするガソリンエンジン「SKYACTIV-G」をベースに、高圧縮状態での燃焼が必要なCNGも燃料として利用できるデュアルフューエル方式のエンジンとして開発した。一般的に、CNGエンジン車は、ガソリンエンジン車と比べて、CO2排出量を20%前後削減できるという特徴がある。
「Mazda3 SKYACTIV-CNGコンセプト」における「SKYACTIV-CNG」のシステム構成。エンジンルームに排気量2.0l(リットル)のエンジンやCNG圧力レギュレーターを、車両後部にガソリンタンク(容量51l)とCNGタンク(圧力20MPa、容量75l)を搭載している。運転席には、燃料をCNGとガソリンのどちらかに切り替えるスイッチを設置している(クリックで拡大) 出典:マツダSKYACTIV-CNGを搭載するMazda3 SKYACTIV-CNGコンセプトのベース車は、2013年11月21日に国内発売する新型「アクセラ(海外名:Mazda3)」である。新型アクセラは、SKYACTIV-Gの他、ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」やハイブリッドシステム「SKYACTIV-HYBRID」など、さまざまなパワートレインを搭載している。マツダは、SKYACTIV-CNGにより、さらなるパワートレインのラインアップ拡大が可能になる。
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