日本IBMの子会社日本IBMサービスは、シーメンスPLMと販売代理店契約を締結し、シーメンスPLMのTeamcenterの提供を開始する。
日本IBMとシーメンスPLMソフトウェアは2013年6月4日、PLMソフトウェアの国内展開で協業を発表した。日本IBMの子会社である日本IBMサービス(以下、ISC-J)とシーメンスPLMソフトウェアで販売代理店契約を結び、日本IBMグループで、シーメンスPLMソフトウェアのTeamcenter(関連記事:リアルなものづくりを支援するPLM ― Teamcenter)と関連サービスの提供を開始する。
IBMは以前から、PLMソリューションに関して、フランスのダッソー・システムズ(以下、ダッソー)との販売やコンサルティングなどで提携関係があり、同社のPLM事業を2009年にダッソーに売却したという経緯がある(関連記事:ダッソー・システムズ、IBMの営業・サポート部門を統合)。そのためPLMの展開に関しては、ダッソーを中心とした展開となっていたが、今回の販売代理店契約により、顧客企業のニーズに合わせた提案が行えるようになるとしている。
日本IBMでは「従来通り現在取り扱っているダッソーのサービスも続けていくが、新たにシーメンスPLMソフトウェアのサービスが提供できるようになる。顧客により多くの選択肢を用意できる」(広報)と話している。
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