シーイーシーと東大発ベンチャーのMUJINが、産業用ロボット向けサービス「RoboDiA(ロボディア)」の提供を開始。産業用ロボットの最適軌道や最適レイアウトの算出・検証時間を大幅に短縮できるという。
シーイーシーはこのほど、産業用ロボットによる生産自動化システムを開発する東京大学発ベンチャーのMUJINと連携し、産業用ロボット向けサービス「RoboDiA(ロボディア)」の提供を開始した。
生産現場において産業用ロボットの需要が高まる一方で、ロボットの動作教示やレイアウト検討は技術者の経験と勘に頼る状況が続いている。このような生産現場での“属人化”はロボット導入コストの増加と導入期間の長期化をもたらすだけでなく、生産ライン改善段階でも大きな障害になりつつある。
RoboDiAは、産業用ロボット向けのプログラミング(ティーチング)作業の効率化や、生産現場における事前検証時間短縮の支援を目的としたサービス。産業用ロボットの最適軌道や最適レイアウトの算出・検証時間を大幅に短縮できるという。
最適ロボット軌道や最適レイアウト算出のためのコア技術を有するMUJINと、ロボットラインや工場、物流拠点用の成立性・効率性検証ツールや制御検証ツール、モニタリングツールなど生産・物流現場向けのソリューションサービスを提供するシーイーシーとが協業することで実現した。シーイーシーは2015年までの3年間で10億円の売り上げを目指すという。
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