NECは、東京ステーション開発にデジタルサイネージソリューション「PanelDirector」を活用した、マルチタッチの総合案内用ディスプレイを納入した。東京駅八重洲地下中央口にある東京駅一番街「のぞみ広場」内に設置され、周辺商業施設の情報を検索・閲覧できる。
NECは2012年4月11日、JR東海グループの東京ステーション開発に、デジタルサイネージソリューション「PanelDirector(パネルディレクター)」を活用した、マルチタッチの総合案内用ディスプレイを納入したことを発表した。
PanelDirectorとは、デジタルサイネージの配信システムやディスプレイなどの表示機器の提供、ネットワーク構築、視認効果測定サービスなどをトータルに提供するソリューションである。
今回、納入した総合案内用ディスプレイは、ウルトラナローベゼルを採用した55インチ・ディスプレイ「MultiSync LCD-X551UN」(NECディスプレイソリューションズ製)を4台使用したマルチ画面構成(ベゼル幅:5.5mm)。東京駅八重洲地下中央口にある東京駅一番街「のぞみ広場」内に設置。八重洲口に展開する「東京駅一番街」「大丸東京店」「八重洲地下街」「グランスタ」「グランスタダイニング」「キッチンストリート」「キラピカ通り」「北町ほろよい通り」「黒塀横丁」「グランアージュ」の商業施設、全ての情報を1台で閲覧できる。
利用者が2人同時に操作できるマルチタッチ(2点同時タッチ)に対応し、110インチ相当の大画面を2つに分けて、2人同時に商業施設情報を検索できる。また、案内コンテンツ画面の拡大・縮小表示の他、検索画面を利用者のタッチ箇所の位置(高さ)に合わせて表示する機能も備える。さらに、外国人利用者でも使用できるよう外国語対応している。現在、英語表示に全対応し、さらに韓国語および中国語(繁体字・簡体字)に一部対応しているとのこと。
マルチ画面・マルチタッチによる総合客先案内は、鉄道商業施設において初めての取り組みだという。東京ステーション開発は、1つのディスプレイで東京駅八重洲側に広がる各商業施設の情報検索を可能とすることで、顧客サービスのさらなる向上を目指すとする。
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