かつて長野県内の大手OA機器メーカーの設計室で働いていた橋爪氏(「僕が理想とする設計会社を作ってみた」を参照)。当時、社内の設計者たちの間で、ある遊びがはやっていた。読者の皆さんも小学生のころにやったことがあると思うが、相手の尻をめがけ、指を突き刺すという、いわゆる「カンチョー」という遊びだ。ただ、ここで1つ注意したいのが、“大の大人たちが、本気でやる”遊びだったことだ。「やられた側は数時間悶絶し、いすにも座れないくらいのダメージを負う」ほどだったという。
当時、橋爪氏にとって(カンチョーの)ライバルだった同僚が、立ち姿勢で図面を見ていた際、「今がチャンス!」と“渾身(こんしん)の一撃”をぶつけたところ、見事命中。しかしこのとき、橋爪氏は“メカ設計者の命”ともいえる指を骨折してしまったのだ(全て実話)。ライバルが、力強く尻の筋肉を締めたばかりに。
遊んでいたときに負傷したため、当然、労災にはならず……。
しばらくの間、橋爪氏の業務効率は、大幅に落ちてしまうことに。そう、憎きライバルのせいで……。
――ふと、この話を思い出した白川氏は、「いまこそ、僕のメカ設計力で、お世話になっている橋爪社長にリベンジの力を!」と奮い立つ!
社内の仲間にも協力してもらい、基板設計から筐体設計、製作と、寝る間も惜しんで取り組んだ。
そして生まれたのが、この「KC-01」だ。
◇製作について
◇設計コンセプト
◇設計検討
◇おばか追求
相手が尻の筋肉を強く締めたとしても、指部に設けたガードが守ってくれるので、橋爪氏が骨折する心配は無用だ。基板設計、筐体デザイン・設計、製作と全ての工程をスワニーの社内で全て行った。指先の金色のガード部は、自社の設備でアルマイト処理した。
開発は大成功! 橋爪氏は現在、元同僚へのリベンジを計画しているということだ。
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⇒ | 僕が理想とする設計会社を作ってみた |
⇒ | スワニ― |
編集部注:一部が実話ですが、フィクションも含まれます。商品化は、一部あるかもしれません。造形時間などの技術概要は本当です。
東京都品川区のIT企業 日本コンピューター開発のエンジニア 高橋裕一氏(同社 海老名支店勤務)が結構適当に考えた、メカ設計者のための画期的なソリューションの案(単なる夢?)を紹介する。「フリーハンドでデザインしよう」は、設計者の頭の中にあるイメージを、即、3次元モデル化できるというシステムだ。「GPSの精度が、cm単位になれば、できるはず」(高橋氏)。
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⇒ | 日本コンピューター開発 |
編集部注:技術に関する言及にウソが含まれます。
最後に、「金型は設計できても、映像は作れません」という神奈川県藤沢市の金型設計会社 モールドテックの代表取締役 落合孝明氏からの告知。同氏が仕事の息抜きがてら考えた、特撮ヒーロー系ストーリーのキャラクターデザインの紹介だ。同社ではこちらを実写化もしくはアニメ化してくれるプロダクションやクリエイターを募集している。
「若者離れが進む製造業に憂いを感じる。若いうちからこの業界に興味を持っていただけるような作品、家族で楽しめる夢のある作品に仕上げていただきたい。この作品を通じて、モノづくりの楽しさを幅広い世代に伝えたい」(落合氏)。
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⇒ | ヒケやショートが発生しないようにするには? |
⇒ | モールドテック |
編集部注:企業としてではなく、個人的に募集しています。
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このたびのおばかモノ祭りは、カンチョー、“あの物体”など、どことなくノスタルジックなモノづくりとなった。大人になっても、少年や少女だった頃の感性を忘れられないものなのかもしれない。そういう純朴な(?)感性が、柔軟な発想を生み、ひいてはユニークな製品企画へとつながっていくのだろう。
最後に、担当記者の失礼極まりないお願いに、本気で乗っていただいたすてきな企業各社に、心から感謝を申し上げたい。
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