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» 2011年12月01日 00時00分 公開

「走り」と「モデル」のバランスが決め手!? ETロボコン2011 チャンピオンシップ大会ETロボコン2011 レポート(3/3 ページ)

[遠竹 智寿子,@IT MONOist]
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今回の注目チーム!? に「目立っていたで賞」を

 結果紹介の前に……。番外編としてETロボコンレポート恒例(?)の「目立っていたで賞」を紹介したい。


科学の妖精1科学の妖精2 画像22、23 ETロボコン史上初の高校生出場! 北関東地区の「科学の妖精(所属:聖望学園高等学校 科学部)」。相撲のプログラムを担当したという1年生たちは、「ボーナスステージでの走りを見ていてください!」と力強く語っていたのだが、ルックアップゲートの後に惜しくも転倒……。今後に期待したい

スーパーロジスティクス 画像24 女子チームで参加の沖縄地区「スーパーロジスティクス(所属:沖縄職業能力開発大学校 物流情報科)。卒業研究のテーマでロボコン制作を選択し、5月からロボットのプログラミング、設計図作成に取り組んできたという。大会終了後、「地区大会では調子がよかったのでチャンピオンシップ大会で成績が残せず残念。でも、チャンピオンシップ大会を経験できたことは本当によかった」と語ってくれた3人。卒業後は、1人が進学、2人は物流や情報系などプログラミングとは離れた職種に就く予定とのこと

 チームのユニフォームをそろえて出場するチームが増え、“大会そのものを楽しんでいる”といった様子も目立った。中には個性的なコスチュームも!?

追跡線隊ICS レッド 画像25 東京地区の「追跡線隊ICS レッド(所属:日立情報制御ソリューションズ)」は赤レンジャーで登場
チームSUPRAパンダ 画像26 前回大会に引き続きパンダの衣装で参加の日立超LSIシステムズ所属(東京地区)の「チームSUPRAパンダ」
TACOS 画像27 どこでこのハットを手に入れたのかが気になる……南関東地区の「TACOS(所属:日立アドバンストデジタル)」
電子くん 画像28 関西地区の「電子くん(所属:神戸電子専門学校)」はおそろいのハッピ姿で
小田原魂 画像29 応援団の中でひときわ目立っていたのは、ここ! 南関東地区「小田原魂(所属:日立製作所 RAIDシステム事業部)」

ETロボコン2011 受賞発表&表彰式

 それでは、競技部門、モデル部門、総合(競技部門+モデル部門)の各ベスト3を紹介していこう。

表彰チームには記念の盾が贈られた 画像30 表彰チームには記念の盾が贈られた
順位 チーム名 所属 参加地区
1位 Champagne Fight リコーITソリューションズ ES事業部 第1開発センター ES第1開発部 北海道
2位 HELIOS アドヴィックス 東海
3位 Impressions パルステック工業 東海
競技部門

競技部門 画像31 競技部門の優勝は、北海道地区から出場の「Champagne Fight(所属:リコーITソリューションズ ES事業部 第1開発センター ES第1開発部)」。インコースを走った第1ラウンドでは21.1秒、難所全クリアでリザルトタイムが−18.9秒、アウトコースを走った第2ラウンドでは21.4秒、相撲以外の難所を全クリアしてリザルトタイム−18.6秒という高得点をマーク!l
順位 チーム名 所属 参加地区
エクセレントモデル HELIOS アドヴィックス 東海
ゴールドモデル おやじプログラマーず エィ・ダブリュ・ソフトウェア 東海
シルバーモデル R-GRAY NEXT ソフトウェアコントロール 西日本事業部 関西
モデル部門

モデル部門 画像32 モデル部門では、「例年通り手堅く分かりやすくまとまっていた」と評価を受けたHELIOSがエクセレントモデルに選ばれた。「製造モデルがとにかく優れていた、設計モデルもよくできていた」と評価を受けた東海地区の「おやじプログラマーず(所属:エィ・ダブリュ・ソフトウェア)」がゴールドモデルを、「モデルも精密で、かつ、読むのが難しいモデルが多い中で、トレーサビリティーも取れていて加速性も優れていた」との評価を受けた関西地区の「R-GRAY NEXT(所属:ソフトウェアコントロール 西日本事業部)」がシルバーモデルを獲得
順位 チーム名 所属 参加地区
優勝 HELIOS アドヴィックス 東海
準優勝 おやじプログラマーず エィ・ダブリュ・ソフトウェア 東海
3位 Champagne Fight リコーITソリューションズ ES事業部 第1開発センター ES第1開発部 北海道
総合成績(競技部門+モデル部門)

総合成績 画像33 競技部門で2位、モデル部門でエクセレントモデルを獲得したHELIOSが総合部門での優勝となった。HELIOSは同じ部署のメンバーを中心に結成されたチームで、毎年後輩にノウハウを引き継ぎながらETロボコン活動に取り組んできた。「活動(時間)の制約が厳しい中、いろいろと苦労もありましたが、後輩たちが本当によく頑張ってくれました」とチームリーダーの酒井さん

 また、特別賞も贈られた。TOPPERS賞を北陸地区の「雷鳥33号金沢行き(所属:NECソフトウェア北陸)」が、IPA賞を南関東地区の「BERMUDA(所属:富士通コンピュータテクノロジーズ)」が、情報処理学会 若手奨励賞を九州地区の「はばたき隊(所属:九州大学 大学院システム情報科学府 情報学専攻)」がそれぞれ受賞した。



 閉会式では、ETロボコン実行委員会側が「これまでの大会では、いつも“だらしないぞ!”と、げきを飛ばしていたのですが今回は感激しました。本当にすごい! これぞチャンピオンシップ大会という走りを見せてくれました。次回の難易度をどう設定したらいいか……、われわれがプレッシャーを感じるほど、とにかく素晴らしいタイムを出してくれました」と感無量といった様子で語り、大会の幕を閉じた。

 今大会は“走りとモデルのバランス”の取れたチームが好結果を残すという、ETロボコンのテーマの本質に沿ったチャンピオンシップ大会であったと思う。今回の競技の様子を踏まえて、次回は実行委員会側もより“ひねり”を加えた競技内容を打ち出してくるかもしれない。

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