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パナソニックの自律搬送ロボットがコミュニケーションロボットに進化2015国際ロボット展

パナソニックは、「2015国際ロボット展」において、病院などでの運用を始めている自律搬送ロボット「HOSPI」を基に開発したコミュニケーションロボット「HOSPI-Rimo」を披露した。

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 パナソニックは、「2015国際ロボット展」(2015年12月2〜5日、東京ビッグサイト)において、病院などでの運用を始めている自律搬送ロボット「HOSPI」を基に開発したコミュニケーションロボット「HOSPI-Rimo」を披露した。

パナソニックのコミュニケーションロボット「HOSPI-Rimo」(左)と、基になった自律搬送ロボット「HOSPI」(右)
パナソニックのコミュニケーションロボット「HOSPI-Rimo」(左)と、基になった自律搬送ロボット「HOSPI」(右)(クリックで拡大)

 HOSPI-Rimoは、HOSPIの特徴である建物内を自律移動する技術をベースに、病院などの施設への来訪者を案内するコミュニケーション機能を付加したロボットだ。外形寸法は幅500×奥行き500×高さ1300mmで、HOSPIとほぼ変わらない。重量は約100kgで、連続運転時間は約4時間。走行速度は最高で毎秒1mとなっている。

 コミュニケーション方法は2つある。1つは、「××(場所の名前)はどこに行けばいい?」などの特定の言葉にHOSPI-Rimoが反応して施設内を案内するものだ。もう1つは、ロボットの頭部に組み込んだカメラと、胸部に抱えるように持っているディスプレイを用いた、人とのコミュニケーションだ。搭載するテレビ電話機能を使って、来訪者と施設案内の担当者などとのコミュニケーションを仲介する。

 「当社の家電技術を応用すれば、マイクによって人が話しかけてきた方向を認識したり、騒音の中から話しかけてきている声を選び出したりといったことが可能だ。『Pepper』のような人工知能によるコミュニケーションも、要望があればクラウドなどを使って組み込むこともできるだろう」(パナソニックの説明員)。

 現在、HOSPI-Rimoは、パナソニックセンター東京での製品説明などに利用されている。他にもさまざまな場所で試験運用しているが、「商品化時期などは未定」(同説明員)だという。

会場内でパナソニックセンター東京での製品説明デモを披露してくれた
会場内でパナソニックセンター東京での製品説明デモを披露してくれた(クリックで拡大)

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