小物部品の同時5軸加工に対応、オークマが設置面積5.7m2の横形マシニング:工作機械

オークマは、多品種生産と量産に対応するコンパクトな5軸制御横形マシニングセンタ「MU-250H」を開発した。40番強力主軸を搭載し、省スペースながら高い面積生産性と工程集約能力を備えている。

» 2026年10月30日 13時30分 公開
[MONOist]

 オークマは2026年10月22日、コンパクトな5軸制御横形マシニングセンタ「MU-250H」を開発したと発表した。

 MU-250Hは、グローバルで需要が増加している医療機器やデータセンター向けの発電機、冷却装置、航空機などに用いられる小物部品の同時5軸加工に対応する。複雑形状や自由曲面を有する部品の高効率かつ高精度な加工を実現し、生産現場における人手不足や技能伝承の課題解決に貢献するという。

コンパクトな機械構造で高い生産性を実現

コンパクトな5軸制御横形マシニングセンタ「MU-250H」 コンパクトな5軸制御横形マシニングセンタ「MU-250H」[クリックで拡大]出所:オークマ

 MU-250Hは、単体機の設置面積が5.7m2とコンパクトな機械構造を実現している。省スペース設計でありながら、チタンやステンレスなどの難削材加工および熱処理後のハードミーリングが可能な40番強力主軸を標準搭載し、高い面積生産性と工程集約能力を両立した。同主軸の最高回転速度は1万5000min-1で、最大出力は25kW、最大トルクは73N・mとなっている。軸移動量はX軸250mm、Y軸250mm、Z軸570mm、A軸+30〜−120度、B軸360度。テーブルの最大ワーク寸法は直径355×H360mm、最大積載質量は60kgだ。

 自動化への対応として、同社が開発したローダ式AWC(Automatic Workpiece holder Changer)を利用できる。機械上部にダブルハンド搭載のローダを配置し、側面には最大35個の加工物を収納できるAWCを備えた。ローダ式AWCを組み込んだ自動化セルは設置面積が9.3m2に抑えられており、多品種少量生産向けの省スペースな生産システムを構築可能だ。同社によると、自動化セルの設置面積は従来機比で64%の縮小を実現しているという。

40番強力主軸を標準搭載している 40番強力主軸を標準搭載している[クリックで拡大]出所:オークマ

長時間の高精度加工を支える各種機能を搭載

 MU-250Hは、加工精度を安定させるための各種機能を備えている。トラニオンテーブルにはノンバックラッシ駆動方式を採用し、5軸加工で頻繁に繰り返す反転動作時の誤差を抑えた。また、室温変化による熱変位を自律的に抑える「サーモフレンドリーコンセプト」を標準搭載し、長時間の連続稼働でも高い精度を維持できる。

 さらに、幾何誤差を自動で計測して補正する「ファイブチューニングII」や、チューニングが必要なタイミングを通知する「精度安定診断機能」も搭載した。加工プログラムを変更せずに加工面品位の向上と生産性を両立する「Hyper-SurfaceII」や、突発的なマシンダウンを回避する「AI機械診断機能」なども採用し、長時間安定稼働の実現を支援するとしている。

※本記事は制作段階で生成系AIを利用していますが文責は編集部に帰属します(ITmedia AI倫理ポリシー)。

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