オークマは、クラス最小水準のコンパクトな設置面積で24時間の無人運転を実現する5軸制御立形マシニングセンタ「MU-350V」を開発した。
オークマは2026年10月15日、コンパクトな自動化セルとして24時間の連続稼働を実現する5軸制御立形マシニングセンタ「MU-350V」を開発したと発表した。自動車や医療機器、建設機械などの幅広い産業において、高精度化と複雑形状化が進む直径360mm以下の中小物部品の加工を対象としている。
近年、部品の高精度化や短納期化に伴い、多品種少量生産への移行が進んでいる。こうした生産方式では、加工物を取り付ける治具の交換が頻繁に発生し、多くの人手を要することが課題となっていた。MU-350Vは、工程集約が可能な5軸加工機に自動化システムを組み合わせることで、生産現場の人手不足や技能伝承の課題解決を支援する。
MU-350Vは、加工物と治具をセットにしたワークホルダを自動着脱できるAWC(Automatic Workpiece holder Changer)と、120本の工具を自動交換できるATC(Automatic Tool Changer)を標準搭載している。大容量のAWCとATCを最適なレイアウトで配置することで、幅4500×奥行き3613mm、設置面積16.3m2というクラス最小水準のフロアスペースを実現した。
標準搭載のAWCは、直径360×高さ300mmサイズの加工物を最大33個収納できる。オプションとして、直径240×高さ300mmサイズの加工物を最大48個収納可能な大容量AWCも選択可能だという。
同製品は、精度安定性に優れた門形構造を採用している。加えて、室温変化が生じる環境下でも機械が自律的に熱変位を最小化する「サーモフレンドリーコンセプト」を標準搭載し、長時間の連続稼働時でも高精度を維持する。
また、5軸加工の精度に影響を与える幾か誤差を自動で計測し補正する「ファイブチューニングII」や、機械が自律的に精度変化を監視してチューニングのタイミングを通知する「精度安定診断機能」を備えている。これにより、作業者のスキルに依存せず、機械の性能を引き出せるとしている。
機械が自律的に加工状態や機械状態を判断するAI(人工知能)技術も搭載している。「AI加工診断機能(ドリル)」は、ドリルの加工状態をリアルタイムで診断し、異常を検出した際には工具を自動退避させて突発的な工具破損を防ぐ。
さらに、「AI機械診断機能」が主軸や送り軸などの駆動軸の異常を診断し、機械の状態を可視化する。これらの機能により、不意のマシンダウンや生産ロスの最小化に貢献するという。主軸には、鋼材部品の加工にも対応する40番強力主軸を標準搭載し、最高回転速度は毎分1万5000回転、最大出力は22kW、最高トルクは199N・m(高トルク仕様時は242N・m)となっている。
※本記事は制作段階で生成系AIを利用していますが文責は編集部に帰属します(ITmedia AI倫理ポリシー)。
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