ニデックマシンツールは、高トルクでコンパクトな5軸アタッチメントを標準搭載した門形5軸加工機「MVR-5X シリーズ」を2026年10月26日に発売する。主軸トルクを従来比約20倍に高め、大型部品の高能率加工に対応する。
ニデックマシンツールは2026年10月20日、新たに開発した門形5軸加工機「MVR-5X シリーズ」を同月26日に発売すると発表した。「JIMTOF2026」(同年10月26〜31日、東京ビッグサイト)では、実機を初披露する。
近年、AI(人工知能)の普及に伴うデータセンターの新設や半導体製造の拡大、インフラ整備を背景に、大型金属部品の需要が世界的に高まっている。これらの部品には難削材が使用される他、複雑形状や微小な傾斜角度を持つものが多く、工程集約が求められているという。
同社は、従来の門形加工機用5軸アタッチメントが抱えていたトルクや剛性の不足、微小な角度割り出しの制約などの課題を解決するため、新開発のアタッチメントを搭載する同シリーズを開発した。
MVR-5X シリーズが標準搭載するコンパクト5軸アタッチメントは、構造の最適化により、主軸許容トルクを従来比で約20倍となる341N・m(従来比+323.5N・m)に引き上げた。従来の5軸アタッチメントでは対応が難しかった鋼材や鋳物などの重切削および高能率加工が可能になる。
旋回軸(B軸:±100度、C軸:±270度)の連続制御により、小数点以下の微小な角度を含む任意角度加工や同時5軸輪郭制御が行える。ワークの角度調整作業を削減し、立形や横形、斜め加工など、複数の工程や機械に分かれていた加工を1台に集約できるという。
新開発のアタッチメントは、ラム端面からヘッド先端までの突き出し長さを従来比で300mm短い790mmに抑えたコンパクト設計を採用している。門内の高さ方向のスペースを拡大することで、大型ワークの加工領域を広げるとともに、加工時のビビりを抑制する高い剛性を確保した。
本体構造には、ラム内の主軸内部冷却や温度制御媒体を封入した「サーモスタビライザコラム」を引き続き用いた。長時間の連続加工においても熱変位による精度への影響を抑制するとしている。
MVR-5X シリーズは、デジタルツインプラットフォーム「Nidec NC Twin」に対応する。PC上の仮想空間において、動作や干渉確認、加工面品質、サイクルタイムを事前にシミュレーションできる。誤差1%以下、最大20倍速でのシミュレーションが可能であり、実機での試し削りや干渉チェックの手間を省き、機械の稼働率を最大限に高められるという。
主な用途として、エネルギーや船舶向けのシリンダーブロックや大型ケーシング、半導体製造装置の大型真空チャンバー、大型ベベルギヤなどの精密部品や各種大型金型などを想定している。
※本記事は制作段階で生成系AIを利用していますが文責は編集部に帰属します(ITmedia AI倫理ポリシー)。
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