OT SOCにおいて工場内のネットワーク通信の情報を収集/検知する製品を提供しているNozomi Networksは、2013年にスイスで設立されたOTやIoT機器のセキュリティを専門とするベンダーである。同社はガートナーが実施しているCPS(サイバーフィジカルシステム)セキュリティ評価において、2年連続でリーダーポジションを獲得しており、早い段階からAIをOTセキュリティプラットフォームに組み込んだ点も高く評価されている。
Nozomi Networks 日本担当カントリーマネージャーの芦矢悠司氏は「IBMのデータによると、製造業は4年連続で世界で最もサイバー攻撃の対象となっている業界である。しかし、日本の製造業の多くが中小企業であり、資金に余裕がある大企業と比べてセキュリティ対策にリソースを投入できないのが実情だ。そのため、デジタルデータソリューションと共同でOT SOCを提供することで、中小企業も含めて余すことなく救うことができるのではないかと期待している」と説明する。
デジタルデータソリューションがNozomi Networksを選んだ理由について、デジタルデータソリューション 代表取締役社長の熊谷聖司氏は「ガートナーの評価を参考にして、最終的には2つの製品に絞ってPoCを実施した。Nozomi Networksの製品は一言で申し上げるとクオリティーが高いと思っている。アラートの上がり方やエンジニアの使いやすさ、フォローアップ、サポート/教育体制の充実度が非常に魅力的に感じた」と強調する。
また、現在のOTセキュリティの環境について、芦矢氏は「OT環境のセキュリティというのはITと比べて大体10〜15年ぐらい遅れているといわれている。そのため、ITのように完璧を求めるのではなくて、“まずは見える化する”ことが大事である。近年は、ITとOTの垣根が無くなっており、一昔前の『ITとOTは完全に分離しているから大丈夫』という意識をどんどん変えていくことが重要だ」と語る。
続けて「“セキュリティはコストではなく投資である”という部分は最近のインシデント事例を踏まえて経営課題として捉えている企業が増えていると思っている。これからはOTセキュリティの重要度は増していくと考えており、デジタルデータソリューションと共に日本の製造業のOTセキュリティをさらに強化していきたい」と述べた。
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