NECは「CEATEC 2026」において、サイバーセキュリティに関する意識付けを目的とし、ランサムウェアに感染した際の初期対応を体験できるアプリと、AI時代における自律型サイバーセキュリティ「CyIOC(サイオック)」を披露した。
NECは「CEATEC 2026」(2026年10月13〜16日、幕張メッセ)において、サイバーセキュリティに関する意識付けを目的とし、ランサムウェアに感染した際の初期対応を体験できるアプリと、AI(人工知能)時代における自律型サイバーセキュリティ「CyIOC(サイオック)」を披露した。
近年、世界中でサイバー攻撃が過熱しており、直近では日本でも連日のようにサイバー攻撃に関する報道が多くなっている。AIの進化によってシステムの脆弱(ぜいじゃく)性の発見が容易になり、今後はよりAIを活用したサイバー攻撃が加速すると考えられている。そのため、セキュリティに関する意識付けを強化するとともに、自社のセキュリティ対策の見直しとAI攻撃を前提とした対策が重要となっている。
このような背景を踏まえ、NECはCEATEC 2026の展示会場で、ランサムウェアに感染したことを想定し、初期対応を体験できるアプリを披露した。同アプリでは自社がランサムウェアに感染したと想定し、どのような対応をするのか、4つの選択肢の中から1つを選び、設問に回答していく仕組みとなっていた。
全ての設問に答えると、自分の選んだ対応策について3段階で評価される。「今回の展示はセキュリティ対策に関する事前準備や、情報の可視化が大切であるという気付きを来場者に得てほしいと考え用意した。セキュリティの専門家以外にもインシデントについて実感してもらいたいと思っている」(NECの説明担当者)。
NECは高度化/巧妙化するサイバー攻撃の脅威に対応する次世代サイバーセキュリティサービスであるCyIOCを展開している。同サービスは、高度なセキュリティ基準をベンチマークとして新設したCyber Intelligence & Operation Centerを司令塔とし、同社独自の脅威インテリジェンスを活用して、サイバー攻撃の予兆把握からプロアクティブな防御、地政学的なサイバー脅威の分析とグローバルな攻撃トレンドに基づいた情報提供/報告支援/インシデント対応支援まで、サプライチェーンを含めた運用最適化を包括的に支援する。
CyIOCの強みとなっているのが、次世代MSS(Managed Security Service)だ。同サービスは、従来のMSSで培った分析ノウハウを活用し、分析や一次対処といった一連のプロセスを自動化している。これにより、侵害検知から顧客に対する報告までの時間を大幅に短縮可能だ。
グローバル4拠点にCyber Intelligence & Operation Centerを展開し、24時間365日の監視/運用体制で顧客の海外拠点やグループ会社を含む、グループ全体のセキュリティ状況を一元的に把握できる環境を提供している。「今後はCyIOCのグローバル運用体制を順次拡張する。現地に近い場所に拠点を設定することで、その地域や文化への対応、データ主権といった問題を解消できる」(同説明担当者)という。
NECは欧州拠点開設および米国拠点の機能強化を皮切りに、CyIOCのグローバル運用体制を拡大する方針を掲げている。
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“フィジカルAIの耳”やスマートグラス向けミラーなど CEATEC 2026の注目技術Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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