可搬重量100kgで既存の台車や棚を運搬可能 最新AMR「カチャカEvo」のデモを披露:CEATEC 2026

Preferred Networks(PFN)は「CEATEC 2026」(2026年10月13日〜10月16日、幕張メッセ)において、同社の子会社であるPreferred Roboticsが展開している小型AMR(自律搬送ロボット)「Kachaka Evo(カチャカEvo)」の実機デモンストレーションを披露した。

» 2026年10月14日 06時45分 公開
[坪田澪樹,MONOist]

 Preferred Networks(PFN)は「CEATEC 2026」(2026年10月13日〜10月16日、幕張メッセ)において、同社の子会社であるPreferred Roboticsが展開している小型AMR(自律搬送ロボット)「Kachaka Evo(カチャカEvo)」の実機デモンストレーションを披露した。

会場で披露した「カチャカEvo」のデモンストレーションの様子[クリックで再生]

 カチャカEvoは、Preferred Roboticsが展開する「カチャカプロ」の「小型・簡単・低コスト」のコンセプトを継承し、可搬重量100kg/昇降リフト方式へ進化させた最新モデルだ。本体寸法は幅380×奥行722×高さ191mmであり、最大速度1.2m/sで走行できる。充電時間(0%から100%まで)は3時間で、連続稼働時間は7時間(最大負荷時)だ。

 同製品は2026年3月から初期導入を開始しており、製造業を中心とした複数の現場で稼働している。これまでの運用知見を踏まえて、同年10月から順次出荷を開始している。

 カチャカEvoはAI(人工知能)による画像認識技術を活用することで、現場にある台車や棚の下に潜り込み、対象物を持ち上げて搬送できる。また、走行時に障害物を検知し、自動で避けることが可能だ。

カチャカEvoの外観[クリックで拡大]

 カチャカEvoは磁気テープやマーカーが不要なSLAM方式を採用しているため、レイアウト変更にも柔軟に対応でき、導入初日から運用が可能だ。「カチャカEvoは、自分で現場を走行し、地図を作ることができる。これにより、自分がどの空間にいて、一番効率的に回ることができるルートを把握して迷わずに走行可能だ。対象物を持ち上げて運ぶため、車輪がロックしてある台車などもスムーズに運ぶことができる」(PFNの説明担当者)。

 カチャカEvoは製造業や物流倉庫、医療/福祉現場/宿泊施設などでの活用を想定している。利用者はPCやスマートフォンなどを活用して、Web UIからAMRの稼働エリアなどを設定できるため、現場でも活用がしやすい設計となっている。

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