山崎氏は「電子機器はその性質上、電磁波ノイズが発生する。このノイズは、機械の誤作動や通信エラーを引き起こす。センサーの高性能化やメモリの大容量化に伴い、電子機器で発生する電磁波ノイズは今後さらに増える。従って、今後はさらにシビアな電磁波ノイズ対策が求められる。特に電磁波ノイズ対策が必要となるのはデータセンターだ。今後も増え続けるデータセンターにおいて電磁波ノイズ対策は必須である」とコメントした。
その上で、「データセンターにおける電磁波ノイズ対策として最もシンプルなのがサーバなどの機器を金属で覆ってしまうことだ。こうすれば、外部に電磁波ノイズが出ない。しかし、弊害もある。覆ってしまうと熱がこもってしまう。そのため、こうした対策を採用しているデータセンターでは多くの電力を消費して大規模な排熱システムを稼働させている」と警鐘を鳴らす。
そこで今回の提携では、AGpossの高い電磁波遮蔽(しゃへい)性能と、ヤマシンフィルタのナノファイバー技術の通気構造を組み合わせる。これにより、熱や風はスムーズに通して冷却効率を維持しながら、電磁波ノイズを必要水準まで減らす「呼吸する電磁波シールドフィルタ」を共同開発し、放熱と電磁波対策を同時に実現する。
なお、会場では、東京医療保健大学 バスケットボール部所属の後藤音羽選手が開発中の“正確な”体調管理デバイスを装着することで実際にモニタリングした心電波形を披露した。また、通話中のスマートフォンを呼吸する電磁波シールドフィルタに入れ、その場で圏外にするというデモンストレーションを実施し、電磁波を遮りながら、空気と熱は通すという特性を紹介した。
「内部が見えてノイズも防ぐ」透明電磁波シールド 貼るだけでFA機器の電磁波対策
400℃に24時間耐える軽量な電磁波吸収体
2層構造のミリ波電波吸収体、遮蔽量は20dB以上
20dB以下の広帯域ミリ波を吸収するシート、対応周波数帯の調整も可能
低コストな低誘電エポキシ樹脂と無機材料を活用した軽量な電磁波吸収シートを開発Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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