日本製紙は7月29日、八代工場(熊本県八代市)の状況を発表した。
地震発生後、工場建屋内において従業員11人が閉じ込められた。これまでに7人を救助し、うち2人が中等症、5人の死亡が確認された。残る4人については引き続き安否を確認中だという。なお、上記以外の工場出勤者は、協力会社を含めて全員の安否を確認している。
現在、八代工場は操業停止しており、詳細な被害状況の確認を進めている。また、正確な被害状況の把握を全社体制で進めるため、28日に社長を本部長とする危機対策本部を設置した。
(7月31日発表の第2報)
従業員9人(日本製紙社員6人、協力会社社員3人)の死亡が確認された。それ以外の工場出勤者の安否確認は完了している。
八代工場の操業停止は続いており、被害状況を調査中だ。八代工場の操業停止に伴い、同工場で生産している製品の供給について、現在は保有在庫で対応している。また必要に応じて他工場のバックアップ体制を構築する。
YKK APは7月29日、熊本県内に展開する製造2拠点(八代市の九州製造所、上益城郡の熊本甲佐工場)と営業1拠点(熊本市)の状況を発表した。
同拠点に勤務する従業員についてはほぼ全員の安全を確認しているが、うち2人が自宅で負傷したという。九州製造所では、敷地内の液状化や生産設備、倉庫に被害が出ており、地震発生直後から生産を停止している。
(7月31日発表の第2報)
九州製造所では断水が継続しており、生産再開時期については引き続き確認中である。熊本甲佐工場では一部被害が確認されているが、生産再開に向けた準備を進めている。これら製造拠点の被害による影響で7月29日以降の商品出荷を停止している。
(8月7日発表の第3報)
九州製造所と熊本甲佐工場は、8月19日に生産再開予定として準備を進めている。なお、商品により再開時期は異なる見込みだ。営業拠点内の「ショールーム熊本」は8月3日より営業を再開した。
商品出荷については現在、再開に向けて準備を進めているが、再開後も当面の間は通常納期より時間を要する見込みだという。
東海カーボンは7月29日、田ノ浦工場(熊本県葦北郡)の状況を発表した。田ノ浦工場は、半導体や太陽電池などに使用される等方性黒鉛材を生産するファインカーボン事業の基幹工場である。
同拠点に勤務する従業員の人的被害は報告されていない。地震発生時に稼働中であった設備は、環境関連設備などの一部を除き、全て操業を一時停止している。建屋と設備は、現時点では甚大な損壊は確認されておらず、電力の供給も継続している。一部で断水が発生しているものの、主要設備の冷却水循環などに支障は生じていない。
(7月30日発表の第2報)
7月30日より稼働を再開した。田ノ浦工場で生産する等方性黒鉛素材は、出荷先の国内外のグループ会社において一定の在庫を保有しているという。
同仁化学研究所は7月29日、熊本県上益城郡にある本社と工場の状況を発表した。
社員とその家族の安否については全員の無事を確認している。建屋や製造設備、製品や原料については現時点では被害が確認されていない。製品の出荷については、道路状況などを踏まえて運送会社と可否を確認しているという。
同仁化学研究所は生化学、金属イオン分析、検査薬原料といった各種試薬の製造と販売を手掛けている。
(7月31日発表の第3報)
安全確認が完了した工程や設備から順次生産を再開している。
JCUは7月29日、熊本事業所(熊本県上益城郡)の状況を発表した。
現時点で人的被害や重大な設備被害は確認されていない。
ヤマックスは7月29日、熊本県熊本市の本社を含む状況を発表した。
従業員1人の負傷者を確認しており、軽傷で命に別条はないという。建物や設備については、一部工場のストックヤードにおいて、荷崩れなどにより製品在庫の一部が破損していることを確認した。
ヤマックスは、土木用/建築用コンクリート製品の製造や販売、注文住宅事業を手掛けている。
(8月4日発表の第2報)
松橋工場(熊本県宇城市)では、工場建屋や事務所の一部損傷、型枠の転倒や落下、各種設備の一部不具合を確認し、安全点検のため生産を停止しているが、出荷業務は通常通り行っている。小川工場(熊本県宇城市)でも建屋の一部損傷や設備の不具合、屋外門型クレーンの脱輪により製品の積み込みに支障が生じており、出荷業務も停止している。これら2工場の生産停止に伴い、九州地区に所在する他の5工場へ生産振替などを実施している。
三和化学研究所は7月28日、熊本工場(熊本県宇土市)の状況を発表した。
従業員の安否確認を最優先で進めており、建屋と設備の被害状況は29日以降詳細を調査する予定だという。
(7月29日発表の第2報)
従業員に対して安否確認を行い、全員の無事を確認した。熊本工場においては、建物と製造設備の一部に損壊が確認されたため、操業を停止している。現時点では製品の在庫が確保されているものの、今後の復旧状況によって供給不安が発生する場合は速やかに知らせるとしている。
フジパングループ本社は7月29日、九州フジパンの熊本工場(熊本県宇城市)、フジデリカの熊本工場(熊本県宇城市)の状況を発表した。
地震発生時に勤務していた従業員と関係者全員の無事を確認している。事業所の被害状況の詳細については現在調査を進めているが、現時点で建物と工場内の設備に被害が確認されており、生産と出荷ができない状況となっている。
LIXILは7月30日、九州拠点の状況を発表した。
被災地域に勤務および居住する全従業員の無事を確認している。有明工場(熊本県玉名郡)、九州物流センター(同)においては、建物や設備、操業への被害はなく、業務を開始している。LIXILトータルサービス熊本事業所(熊本県熊本市)は建屋の一部に損壊が発生した。道路網や物流の寸断などの影響により、一部地域において建材や水まわり製品の納品に遅れが生じる見通しだという。被災した自社製品に対する無料点検の実施も公表している。
大阪製鐵 西日本熊本工場(熊本県宇土市)について、従業員全員の無事を確認し7月31日から出勤を再開している。生産については停止しており、設備などの点検や確認を継続している。今後、設備メーカーと連携しながら、詳細な点検と復旧を進める。
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