マイクロ波化学、カナダのPMET Resources、三井物産と、マイクロ波を用いた低炭素リチウム鉱石製錬技術の商業化に向けた共同検討に関する覚書を締結したと発表した。同社の「マイクロ波V焼技術」を、PMETが採掘するスポジュミン鉱石に適用する。
マイクロ波化学は2026年6月30日、カナダのPMET Resources(PMET)および三井物産と、マイクロ波を用いた低炭素リチウム鉱石製錬技術の商業化に向けた共同検討に関する覚書を締結したと発表した。同社の「マイクロ波V焼(かしょう)技術」を、PMETが採掘するスポジュミン鉱石に適用する。
これまで同社と三井物産は、マイクロ波V焼技術の共同研究開発とパイロット実証を進め、その有効性を検証してきた。今回の協業では、リチウム資源開発企業のPMETが新たに参画。PMETが有する「Shaakichiuwaanaan(シャーキチュワナーン)プロジェクト」などのリチウム資源に対し、同技術を適用したパイロットプラント試験を実施し、技術的かつ商業的な実現可能性を評価する。
今回の協業では、PMETがリチウムの原料となるスポジュミン鉱石のサンプル提供、現地での高付加価値なリチウム中間原料の製造に向けた技術適用に協力する。三井物産は、グローバルなプロジェクト開発や事業化能力を活用したパイロット試験評価、商業化に向けた協議支援を担当する。マイクロ波化学は、試験の主導や技術管理、商業プラントでのV焼工程の概念設計や機器仕様策定を主導する。
マイクロ波化学では今後、スポジュミン鉱石を用いてパイロットプラントでの試験を進める。試験が完了した後、3社はその結果を検証し、同技術の商業化に向けた具体的な協議への移行を検討する。
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