Schneider Electricは、Cogniteを買収する最終合意を締結した。買収により、Cogniteの独自のAI専門知識を取り込んで、ポートフォリオ全体におけるインテリジェンスの進化を加速させる。
Cognite(コグナイト)は2026年6月30日(現地時間)、Schneider Electric(シュナイダーエレクトリック)がCogniteを買収する最終合意を締結したと発表した。評価額31億ドル(約5000億円)の全額現金取引にて100%買収され、買収完了後、CogniteはSchneider Electricグループの産業用ソフトウェア企業であるAVEVA(アベバ)と連携する。
Cogniteは、産業用データおよびAI(人工知能)ソフトウェアのリーディングプロバイダーだ。統合された産業データモデルとエージェンティックAIの機能を組み合わせたクラウドネイティブなプラットフォームを専門としている。
今回の買収により、Cogniteの技術とAVEVAの産業用インテリジェンスプラットフォーム「CONNECT」の機能を組み合わせることで、産業向けAIは資産のライフサイクル全体、顧客の既存のデータエコシステムおよび投資全体にわたって、産業用データを取り込めるようになる。
具体的には、Cogniteの「Data Fusion」とナレッジグラフによってエンジニアリング、オペレーショナル、エンタープライズの各データの大規模な統合やモデリング、コンテキスト化が可能になる。さらに、高度なモデリング機能や生成型、エージェンティックAIを導入する「Atlas AI」プラットフォームが意思決定を迅速化し、産業用ワークフローの自動化を支援する。
近年、産業向けAIは分析支援から運用へ、あるいはインフラの状態を説明する段階から、判断して行動する段階へと移行しつつある。この移行に対応するには、AIを動かす仕組みだけではなく、統合されコンテキスト化された産業データの基盤が必要になる。
Schneider Electricは、Cogniteの独自のAI専門知識を取り込むことで、ポートフォリオ全体におけるインテリジェンスの進化を加速させる。また、システムを組み合わせるだけでなく、思考、適応、行動する能力を持つ大規模な産業用インテリジェンスを展開すべく、Cogniteと協働していく。
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