パナソニック HVAC & CCは報道関係者向けに「エアコン工場見学会」を開催し、エアコン事業のメイン工場である草津拠点のモノづくりを公開した。本稿では、同社が展開する主力エアコン「エオリア」を中心にした最新のモノづくりの一部を紹介する。
パナソニック HVAC & CCは2026年6月25日、同社草津拠点(滋賀県草津市)で報道関係者向けに「エアコン工場見学会」を開催し、エアコン事業のメイン工場である草津拠点のモノづくりを公開した。本稿では同社が展開する主力エアコン「エオリア」を中心にした最新のモノづくりの取り組みについて紹介する。
パナソニック HVAC & CCのエアコン事業部は国内外の8カ所に開発/製造拠点を有しており、120カ国以上に製品を提供している。このうち、メインの生産拠点となるのが同社草津拠点である。同拠点内ではエアコンの生産や研究、開発を実施している。
2023年6月には草津拠点内に新棟を建設した。内部には同社製のエアコンや熱交換気システム、省エネ性能に優れたLED照明を導入し、外壁には高断熱な屋根材/壁材などを採用した。これにより、従来の建物で消費される一次エネルギーを基準に53%のエネルギー削減を実現し、ZEB Ready(ゼブレディ)認証を取得している。
また、草津拠点では重量物搬送の自動化やけがをするリスクのある工程の自動化を優先的に進めており、うまくいった事例は他のラインに横展開して、草津拠点の生産効率をより高めていく方針だ。
草津拠点の新棟の1階にはさまざまな大型の実験室を構えて、商品開発や研究、試験を行っている。
エアコンの騒音評価を実施する「無響室」では、エアコンが発する動作音やノイズなどを測定/評価している。部屋の壁や床、天井はくさび型の吸音材で覆われており、外部からの音を遮音し、内部での音の反響を極限まで抑えることが可能だ。
また、目に見えない音に色を付けてディスプレイに表示するシステムを活用することで、無響室内でどの周波数がどこから発生しているのかを早期に確認できる。無響室の説明担当者は「小さな異常音などを見逃さないように評価し、製品の量産化につなげている」と述べる。
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