神戸製鋼所の米国子会社MIDREXが提供する「MIDREX Flex直接還元鉄プロセス」が、United States Steelの直接還元鉄プラントに採用された。採用にあたり、安定した操業と高い生産性、エネルギー効率などが評価された。
神戸製鋼所は2026年6月16日、米国子会社のMIDREXが提供する「MIDREX Flex直接還元鉄プロセス」が、United States Steelによって建設される直接還元鉄(DRI)プラントに採用されたと発表した。
米国アーカンソー州オセオラに建設する同プラントは、2029年の稼働開始を予定しており、生産能力は年産250万トン(t)規模となる。高品質な熱間直接還元鉄(HDRI)を隣接する電気炉へ供給し、熱間成型還元鉄(HBI)も製造して世界各地の製鉄所へ輸出する。
同DRIプラントに採用されたMIDREX Flexは、天然ガスを改質した水素リッチガスを還元剤とする従来の技術をベースとする。還元に利用する天然ガスを柔軟に水素へ置き換えることができ、段階的なCO2排出量の削減が可能となる。
採用にあたり、安定した操業と高い生産性、エネルギー効率、顧客のサステナビリティ目標への対応能力などが評価された。
中期経営計画(2024〜2026年度)の目標として「魅力ある企業への変革」を掲げている。これを実現するための変革「KOBELCO-X」を推進しており、今回の取り組みは鉄鋼業界の脱炭素化に貢献するGX(グリーントランスフォーメーション)の一例となる。
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