設計スキルのレベルアップを目指す設計者の皆さんを“冒険者”に見立て、さまざまな“問(モン)スター”に挑む「テルえもんクエストII」の世界へようこそ。【レベル13】のテーマは、前回に続いて「文章指示からのモデリング」です。新たなアイテム「3Dスケッチ」と「座標系の作成」を使いながら、問スターの攻略に挑みます。
前回に引き続き、今回も“文章の指示から3Dモデルを作成する方法”について解説していきます。実際の仕事で設計やモデリングの指示を受けた際に、3D CADでデータを作成できるようになるためのスキルを身に付けるトレーニングとして、問スター(問題)を出題しています。
また、「3次元CAD利用技術者試験」の準1級/1級でも、文章の指示から3Dモデルを作成する問題が出題されますので、資格取得に向けた練習としても活用できます。
それでは、まずは新しいアイテム(基礎知識)を紹介します。
3D CADでスケッチを作成する場合、基本的には、平らな面に2次元の輪郭線を描いていきます。応用的な機能として、多くの3D CADには「3Dスケッチ」の機能が搭載されています。製品によっては、ワイヤフレーム機能として用意されているものもあります。
3Dスケッチは、名前の通り、3D空間上にスケッチを描くための機能です。3D空間上に点を作成したり、線を描いたりできる他、寸法拘束や幾何拘束を追加することも可能です。
3Dスケッチをうまく活用することで、文章指示からモデリングをする際に、指示された座標を直感的に意識しながら作業を進められます。また、曲線を含む形状を作成したいときや、配管、ケーブルの経路を設計する際にも役立ちます。
一般的な3D CADには、3Dモデルを作成する際に、座標系として、原点(0,0,0)と軸、平面の情報がはじめに用意されています。原点を基準にX軸、Y軸、Z軸、XY平面、YZ平面、XZ平面が定義されています。製品によっては、はじめに用意されている座標系とは別に、任意の位置へ座標系を追加できます。
ツールによってコマンド名は異なりますが、もともとある座標系を「絶対座標系」や「グローバル座標系」、その原点を「グローバル原点」と呼びます。また、別の場所に作成した座標系は「ユーザー座標系」や「ローカル座標系」といいます。
新しく座標系を作成することで、そこを設計の基準として利用できます。傾いた面に形状を作成しやすくなる他、文章指示からモデリングする際に、指示されている点に座標系を作成しておくことで、問題を解きやすくなります。
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