【レベル13】3Dスケッチと座標系で文章指示モデリングを攻略せよ!テルえもんクエストII(13)(1/5 ページ)

設計スキルのレベルアップを目指す設計者の皆さんを“冒険者”に見立て、さまざまな“問(モン)スター”に挑む「テルえもんクエストII」の世界へようこそ。【レベル13】のテーマは、前回に続いて「文章指示からのモデリング」です。新たなアイテム「3Dスケッチ」と「座標系の作成」を使いながら、問スターの攻略に挑みます。

» 2026年06月30日 07時00分 公開

本連載について:

ようこそ、「テルえもんクエストII」の世界へ――。設計スキルのレベルアップを目指す設計者の皆さんを“冒険者”に見立て、毎回クエスト(課題/テーマ)に沿って、さまざまな問(モン)スター(問題)が登場します。

筆者(テルえもん)から渡されるアイテム(基礎知識)を駆使して問スターを倒し、レベルアップ(スキルアップ)を目指しましょう!


⇒前回の【レベル12】はこちら

 前回に引き続き、今回も“文章の指示から3Dモデルを作成する方法”について解説していきます。実際の仕事で設計やモデリングの指示を受けた際に、3D CADでデータを作成できるようになるためのスキルを身に付けるトレーニングとして、問スター(問題)を出題しています。

 また、「3次元CAD利用技術者試験」の準1級/1級でも、文章の指示から3Dモデルを作成する問題が出題されますので、資格取得に向けた練習としても活用できます。

 それでは、まずは新しいアイテム(基礎知識)を紹介します。

アイテム(1)3Dスケッチ

 3D CADでスケッチを作成する場合、基本的には、平らな面に2次元の輪郭線を描いていきます。応用的な機能として、多くの3D CADには「3Dスケッチ」の機能が搭載されています。製品によっては、ワイヤフレーム機能として用意されているものもあります。

 3Dスケッチは、名前の通り、3D空間上にスケッチを描くための機能です。3D空間上に点を作成したり、線を描いたりできる他、寸法拘束や幾何拘束を追加することも可能です。

 3Dスケッチをうまく活用することで、文章指示からモデリングをする際に、指示された座標を直感的に意識しながら作業を進められます。また、曲線を含む形状を作成したいときや、配管、ケーブルの経路を設計する際にも役立ちます。

(上)SOLIDWORKSの「3Dスケッチ」作成例/(下)CATIA V5の「ワイヤフレーム」作成例 図1 (上)SOLIDWORKSの「3Dスケッチ」作成例/(下)CATIA V5の「ワイヤフレーム」作成例[クリックで拡大]

アイテム(2)座標系の作成

 一般的な3D CADには、3Dモデルを作成する際に、座標系として、原点(0,0,0)と軸、平面の情報がはじめに用意されています。原点を基準にX軸、Y軸、Z軸、XY平面、YZ平面、XZ平面が定義されています。製品によっては、はじめに用意されている座標系とは別に、任意の位置へ座標系を追加できます。

 ツールによってコマンド名は異なりますが、もともとある座標系を「絶対座標系」や「グローバル座標系」、その原点を「グローバル原点」と呼びます。また、別の場所に作成した座標系は「ユーザー座標系」や「ローカル座標系」といいます。

 新しく座標系を作成することで、そこを設計の基準として利用できます。傾いた面に形状を作成しやすくなる他、文章指示からモデリングする際に、指示されている点に座標系を作成しておくことで、問題を解きやすくなります。

(上)Autodesk Fusionの「座標系」作成例/(下)CATIA V5の「座標系」作成例 図2 (上)Autodesk Fusionの「座標系」作成例/(下)CATIA V5の「座標系」作成例[クリックで拡大]
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