JEPLANは、使用済み繊維廃棄物数十トンを準商用設備でリサイクルし、100%廃棄ポリエステルから再生したモノマーの製造に成功した。繊維to繊維リサイクルのプロセスを商用規模で実証した。
JEPLANは2026年4月22日、AxensとIFP Energies nouvellesと共同で、ポリエステル(PET)を主成分とする使用済み繊維廃棄物(post-consumer PET)を対象とした、本格的な産業実証に成功したと発表した。準商用設備において、100%廃棄ポリエステルから再生したモノマーの製造に成功し、数十トン(t)規模の繊維to繊維リサイクルのプロセスを商用規模で実証した。
実証試験は、実際の商用稼働の条件を想定した形で、JEPLANが運営する北九州響灘工場(福岡県北九州市)の準商用設備で実施した。フランス国内の公共回収システムで回収した繊維製品数十tを、パートナー企業のNouvelles Fibres TextileとMapeaの2社が選別と前処理をした上で原料として使用。「Rewind PET」技術を用いて、ポリエステル(PET)のモノマーであるBHETを数十t規模で製造することに成功した。
Rewind PETは、2024年にAxensが商用展開を開始したPETのケミカルリサイクルプロセスだ。食品用途を含む、さまざまなPET包装材のリサイクルに対応する。今回、繊維用途でも有効性が実証されたことで、繊維to繊維リサイクルループの構築を目指す産業事業者に対して展開していく。
同プロセスで再生したPETは今後、ポリエステル糸や生地、衣料品へと再加工する予定だ。スポーツウェアやアウトドア分野、カーテンなどのインテリア分野、特定のラグジュアリー分野での利用が期待される。
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