NECファシリティーズは、NEC玉川事業場の新施設で、自律巡回ロボットを活用した電気設備点検の実証実験を開始した。これまで作業員2人体制で実施していた巡回点検が、作業員1人とロボットで運用可能かを検証する。
NECファシリティーズは2026年3月31日、NEC玉川事業場に新設される「NECイノベーション新棟(仮称)」において、自律巡回ロボットを活用した電気設備点検の実証実験を開始したと発表した。新棟は、同年4月に開業予定だ。
実証実験では、電気設備が設置されているスペースをロボットが自律走行し、点検ルートにある多様なメーターをカメラで読み取る。ロボットは業務DX(デジタルトランスフォーメーション)ロボットを開発するスタートアップugoの「ugo mini」を使用する。ugo miniは、高さ約68cm(最大延伸位置は186cm)、重量約16kgと小型ながら、4Kカメラやセンサーを搭載する。ugo miniが収集したデータは点検結果の記録、管理に活用するため自動でデータベースに保存される。
NECファシリティーズは同実証を通じて、これまで作業員2人体制で実施していた巡回点検が、作業員1人とロボットで運用可能かを検証する。ロボットの巡回中、作業員は別の作業に取り組めるため、設備点検業務の効率化が図れる。
なお、同実証はロボットの自律走行ソフトウェア分野の知見を有するNECソリューションイノベータと共同で実施し、今後、NECファシリティーズの研修、研究開発センター「FM-Base」でも実証する。
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