ugoの点検用巡回ロボット「ugo mini」が、LiLzの点検AI「LiLz Gauge」に対応した。アナログメーターの点検業務を自動化することで、トラブルの早期発見や設備の予防保全などに貢献する。
ugoは2025年3月10日、LiLzと提携し、点検用巡回ロボット「ugo mini」が点検AI(人工知能)「LiLz Gauge(リルズゲージ)」に対応したことを発表した。ugo miniで撮影したアナログメーター画像を、LiLz Gaugeが自動解析して数値データ化する機能の提供を正式に開始した。
ugo miniが巡回中に撮影したメーター画像は、「ugo Platform」を介してLiLz Gaugeに送信される。AIがアナログメーターの値を自動解析し、設定した閾値を超えればアラートを出せる。従来の目視点検に比べて業務効率が向上するとともに、点検作業の標準化と属人化の解消、トラブルの早期発見、設備の予防保全にも貢献する。
LiLz Gaugeは、円型、長方形型、カウンター型、ナナセグ型、レベル型、フロート型、ランプ型など多様なメーター形状の認識が可能。同じ画像内に複数の計器がある場合でも、処理可能な解像度であれば一括で読み取りできる。また、位置ズレの補正機能も搭載する。撮影したデータは、LiLz Gaugeのプラットフォーム上で確認でき、巡回点検データの一元管理や遠隔監視が可能になる。
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