点検用巡回ロボットに点検AIを搭載、アナログメーターの点検業務を自動化FAニュース

ugoの点検用巡回ロボット「ugo mini」が、LiLzの点検AI「LiLz Gauge」に対応した。アナログメーターの点検業務を自動化することで、トラブルの早期発見や設備の予防保全などに貢献する。

» 2025年03月28日 13時00分 公開
[MONOist]

 ugoは2025年3月10日、LiLzと提携し、点検用巡回ロボット「ugo mini」が点検AI(人工知能)「LiLz Gauge(リルズゲージ)」に対応したことを発表した。ugo miniで撮影したアナログメーター画像を、LiLz Gaugeが自動解析して数値データ化する機能の提供を正式に開始した。

キャプション 点検用巡回ロボット「ugo mini」に点検AI機能を搭載[クリックで拡大] 出所:ugo

 ugo miniが巡回中に撮影したメーター画像は、「ugo Platform」を介してLiLz Gaugeに送信される。AIがアナログメーターの値を自動解析し、設定した閾値を超えればアラートを出せる。従来の目視点検に比べて業務効率が向上するとともに、点検作業の標準化と属人化の解消、トラブルの早期発見、設備の予防保全にも貢献する。

 LiLz Gaugeは、円型、長方形型、カウンター型、ナナセグ型、レベル型、フロート型、ランプ型など多様なメーター形状の認識が可能。同じ画像内に複数の計器がある場合でも、処理可能な解像度であれば一括で読み取りできる。また、位置ズレの補正機能も搭載する。撮影したデータは、LiLz Gaugeのプラットフォーム上で確認でき、巡回点検データの一元管理や遠隔監視が可能になる。

キャプション 多様なメーター形状の認識が可能な「LiLz Gauge」 出所:ugo

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