ソフトバンクロボティクスは「第29回 ファベックス2026」において、業務用炎式調理ロボット「FLAMA(フレーマ)」を使った調理のデモンストレーションを披露した。
ソフトバンクロボティクスは「第29回 ファベックス2026」(2026年4月15〜17日、東京ビッグサイト)において、業務用炎式調理ロボット「FLAMA(フレーマ)」を使った調理のデモンストレーションを披露した。
FLAMAは、Hestia Technology Limitedが製造する「Multicooker」をベースに、ソフトバンクロボティクスが持つ知見を掛け合わせて開発した自動調理ロボットだ。材料や調味料の投入から、炒める、混ぜる、とろみ付け、盛り付け、調理後の清掃までを一台で自動化する。さらに、レシピ管理ソフト「SyncKitchen(シンクキッチン)」と連携することで、有名料理人や人気店のレシピを同期し、どこでも再現、提供することが可能になる。
ファベックスの会場では、3台のFLAMAと、冷蔵庫、ソース機、コンベヤーが一体となったフルセット構成で、オーダーから盛り付けまでを全自動化したデモンストレーションを行った。
タブレット端末でメニューを指定すると、冷蔵庫に保存されているBOX入りの食材がコンベヤーを介してFLAMAに供給される。注文は、店舗で使われているPOSシステムと連携することも可能だ。
FLAMAはレシピに従って鍋を回転させたり、傾けたりして調理する。料理人の鍋振り技術をデータ化し、独自の回転機構によって高精度に再現している。また、SyncKichenでは、鍋の回転方向や回転速度、鍋の角度調整、温度調整(1℃単位で設定可能)、食材BOXの投入タイミング、水溶き片栗粉、水や油の注入、盛り付けが設定可能だ。
調理を終えたFLAMAは皿への盛り付けまで行い、最後に水で鍋の洗浄まで行う。1つの料理は3分前後で完成した。FLAMAは7個まで食材が入ったカップをセットでき、カップが多いほど料理の味は繊細になるが、その分調理に時間がかかるようになるという。
デモでは、鶏肉のカシューナッツ炒めや四川風マーボー豆腐、ペスカトーレビアンコ、フルーツトマトの玉子炒めなどを作り、来場者に提供した。「レシピにもよるが、1回で2人分(800g)程度まで可能だ。鍋を使って調理できる料理ならほとんどつくることができる」(ソフトバンクロボティクスの説明員)。
FLAMAはソフトバンクロボティクス子会社のグルメエックスが独占販売し、2026年4月7日から注文を受け付けている。単体でも提供しており、1台当たりの調理能力は2.4kgとなっている。
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