栗田工業は、他社製を含む既設の水処理装置を多角的に診断し、運用を最適化するソリューションサービス「NEXTANCE」の本格展開を開始した。運用人員不足や設備の老朽化など水処理装置に関わる現場の課題を解決する。
栗田工業は2026年3月18日、他社製を含む既設の水処理装置を多角的に診断し、運用を最適化するソリューションサービス「NEXTANCE(ネクスタンス)」の本格展開を開始したと発表した。国内およびアジア地域から始めて順次、海外展開を拡大していく。
NEXTANCEは、「性能評価」「リスク評価」「効率性評価」「修繕計画策定」の4項目に関して診断し、それを起点に最適な改善策を提示するサービスだ。
顧客が抱える水処理装置関連の課題について、まず現状をヒアリングして方針を設定し、装置の状態評価や課題の抽出、改善のためのアクションプラン策定までを無償で実施する(調査内容によって、一部有料になる場合がある)。その上で、顧客の要望に応じて、安定稼働や省エネルギー運転、装置の保守、更新などを支援する。
同サービスの先行事例として、純水製造過程でのトラブル要因を特定、改善したことで、ランニングコストを30%削減した例、同社の契約型純水供給サービス「KWSS」への切り替えにより、更新費用や節水、運用人員不足など5つの課題を同時に解決した例がある。
製造業界において、工場装置の老朽化や運転管理担当者不足といった課題が深刻化し、現場の負担が増えている。また、企業は現場の維持管理を最適化しつつ、温室効果ガスの排出削減や災害時の事業継続計画(BCP)対策などにも広く対応することを求められている。同サービスは、同社が長年培った水処理技術と知見を活用して総合的な提案をすることで、これら多様な課題の解決を支援する。
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