一方、Telemetryアプレットでは、アプレットSIMが取得した情報を管理画面から遠隔で確認できる。取得できる情報としては、SIM情報、端末情報(デバイス識別情報:IMEI)、電波強度、簡易位置情報(基地局レベル)などがある。
SIMを挿すだけで、商用/大規模IoTで課題となる、遠隔デバイスの状態把握や運用判断の効率化が可能になる。一般的なIoTデバイスでは、遠隔からの情報取得や状態観測を行うには追加開発する必要があるが、TelemetryアプレットはアプレットSIM内にその機能が組み込まれている。Telemetryアプレットのユースケースとしては、業務用空調機器の保守運用などが挙げられている。
docomo business SIGNはサービス開始の当初、センサーなどの時系列データの収集を想定したValeuメニューのみを提供していた。ただし近年はIoTデバイスといえども、映像/AI活用に対応可能な大容量通信が求められるようになっている。
今回提供を開始するAdvancedメニューは、“現実的なコストで”大容量通信を行えるだけでなく、NTTドコモビジネスがキャリア設備内に用意しているMEC(Mobile Edge Computing)サーバ基盤へのクラウド接続料金と、MECサーバ基盤からユーザーのオンプレミスサーバへのデータ転送料金が無料になっている。IoTサービスと一般的なパブリッククラウドサービスを接続する場合はクラウド接続料が、パブリッククラウドからオンプレミスサーバへのデータ転送にも料金が発生する。Advancedメニューは、MECサーバ基盤を用いることでこれらの料金がかからないため、コスト面でさらに大きなメリットが得られるとしている。なお、MECサーバ基盤はストレージやGPUなどを利用可能だが、これらの利用は有償となる。
Advancedメニューのユースケースとしては、建機の遠隔操作/映像伝送、顔認証による勤怠管理などが挙げられている。
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