三菱電機は、鴻海精密工業と協業覚書を締結した。両社の製造技術とデジタルソリューションを融合させ、高効率かつ信頼性に優れたAIデータセンター向けソリューションをグローバルに供給する。
三菱電機は2025年11月6日、台湾の鴻海精密工業と、AI(人工知能)データセンター向けソリューションの開発、供給に関する協業覚書を締結した。
【訂正】初出時、タイトルに誤りがありました。お詫びして訂正いたします。[編集部/2025年11月17日11時45分]
鴻海精密工業は、世界24カ国に230拠点を展開する世界最大級の電子機器製造企業グループだ。AIや半導体、次世代通信を軸にスマート製造やEV、スマートシティーを組み合わせて成長を続けている。
三菱電機グループは、デジタル基盤「Serendie」を活用し、データ連携と解析による循環型デジタルエンジニアリングを推進している。
今回の提携により、両社は双方の強みである製造技術とデジタルソリューションを融合させ、高効率かつ信頼性に優れたAIデータセンター向けソリューションを共同でグローバルに供給する。
協業を通じて、循環型経済の構築に向けた社会的課題の解決に貢献する。将来的には、AIデータセンター領域にとどまらず、持続可能性を重視した新たな価値やビジネスモデルの共創にも取り組む。
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