奥行58.8mmの薄型でCPU最大500%向上のパネルコンピュータ、過酷環境も対応FAニュース

シュナイダーエレクトリック(Schneider Electric)は、Pro-faceブランドからパネル一体型の産業用パネルコンピュータ「PSA6000」シリーズを4種類発売した。全モデル奥行58.8mmの薄型で装置の小型化に寄与し、0〜50℃とIP66で過酷環境にも対応する。

» 2025年10月30日 13時00分 公開
[MONOist]

 シュナイダーエレクトリック(Schneider Electric)は2025年10月14日、HMI(Human Machine Interface)分野のPro-faceブランドから、パネル一体型の産業用パネルコンピュータ「PSA6000」シリーズを発売した。高性能とセキュリティレベル、サステナブル設計を両立し、リーズナブルな価格帯で提供する。

キャプション 産業用パネルコンピュータ「PSA6000」シリーズ[クリックで拡大] 出所:Schneider Electric

 4種類をラインアップし、いずれも奥行58.8mmの薄型で、放熱のためのヒートシンク設計にスペースを有効活用できる。軽量化でVESA取り付けに対応し、設置の自由度を高めた。動作温度は0〜50℃、保護等級はIP66に準拠し、産業現場で安定したパフォーマンスを発揮する。

 プロセッサは、Intel Core i5 1345UEまたはIntel Atom x7425Eを搭載。Windows 11 IoT Enterprise 2024 LTSCに対応し、長期安定運用を支える。従来の「PS5000」シリーズ比でCPU性能を最大500%向上した。操作部はグローブ操作対応のPCAPタッチと強化ガラスを採用し、医薬品や食品包装、クリーンルームなど衛生性が求められる環境にも適する。

 セキュリティはIEC62443準拠のセキュア開発ライフサイクル(SDL)に基づき、セキュアブート、セキュアエレメント、セキュリティシールで多層防御を構成。低消費電力設計と環境配慮素材の採用で環境負荷の低減も図った。

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