シチズンマシナリーの北上事業所内に新棟が完成した。航空産業や自動車産業などを中心に、世界的に高まる主軸系の大型機に対するニーズに応える。
シチズンマシナリーは2025年10月7日、北上事業所(岩手県北上市)内に新棟が完成したことを発表した。新棟の完成によって、主軸台固定形CNC自動旋盤Miyanoブランドの生産能力を増強する。本格稼働は2026年4月を予定している。
今回完成した新棟は地上2階建て、延べ床面積5200m2となっており、倉庫、事務棟の機能を備えている。これまで工場内に分散していた倉庫、事務機能を移設、集約することで新たな生産スペースを創出。北上事業所の最大生産能力は従来比2割増となり、シチズンマシナリーの国内生産能力は月産170台となる。
航空産業や自動車産業などを中心に、主軸系の大型機に対するニーズが世界的に高まっており、Miyanoブランドの工作機械の生産スペース拡充が急務となっていた。
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