ExtraBoldは、同社の大型3Dプリンタ「EXF-12」および「REX-Series BUTLER fabrication」に、オプションとして後付け可能な「シャットオフノズル」を2025年内に製品化し、販売を開始すると発表した。
ExtraBoldは2025年8月20日、同社の大型3Dプリンタ「EXF-12」および「REX-Series BUTLER fabrication」に、オプションとして後付け可能な「シャットオフノズル」を年内に製品化し、販売を開始すると発表した。
MEX(Material Extrusion:材料押出法)方式の3Dプリンタは通常、ノズルから吐出される材料を一筆書きの要領で積層していくため、造形できる形状や品質の面で制約があった。この課題(一筆書きの制約)を解決するため、同社は主に射出成形機で実績のあるシャットオフ機構を応用し、自社製3Dプリンタに着脱可能なシャットオフノズルを独自に開発した。大型MEX方式3Dプリンタ向けに提供されるシャットオフノズルとしては「世界初」(同社)だという。
シャットオフノズルを搭載することで、間欠吐出による柔軟なパス制御が可能となり、複雑形状や開口部を含む造形物の品質向上が図れ、大型造形における設計自由度を飛躍的に高められる。
まずは、EXF-12およびREX-Series BUTLER fabricationを導入済みのユーザーから優先的に販売を開始する。新規導入ユーザー向けにも順次提供できるよう、準備を進めていく方針だ。
同社は、機能改良やアップグレードを通じて、ユーザーに最新ソリューションを継続的に提供していく方針を掲げている。今回のシャットオフノズルの提供も、その一環である。
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