Lib Workは、自然素材と3Dプリンタ技術を組み合わせた新たな住宅「Lib Earth House model B」の完成と、デジタル設計データのNFT化を発表した。ビットコインによる決済にも対応する。
Lib Workは2025年7月22日、自然素材と3Dプリンタ技術を組み合わせた新たな住宅「Lib Earth House model B」の完成と、デジタル設計データのNFT(非代替性トークン)化を発表した。暗号資産(ビットコイン)による決済にも対応するため、グローバルな販売と取引ができる。
これまで流動性や透明性に課題があった住宅取引の在り方を刷新するため、3Dプリンタ住宅のデジタル設計データをNFTとして発行する。NFTの活用により、グローバルに安全かつ分散的に、住宅モデルや設計図などのデジタル資産の所有や取引を管理、証明できる。資産のデジタル化は、メタバースやWeb3時代を見据えた国際的な住宅市場の新たな創出にもつながる。
住宅1棟ごとの設計データ(CAD、3Dモデル)のNFT化は、購入者やフランチャイジーが「唯一の設計権利」を保有可能。設計図の無断複製防止や、設計の真正性を証明できる。
物理的な3Dプリンタハウスとひも付いたNFTを発行することで、NFTと実際に3Dプリントされた住宅が連携され、所有履歴と所有者情報をチェーン上で管理できる。設計ライセンスや建築物の使用権も円滑に移転可能で、住宅履歴の透明性向上、海外取引での信頼性が確保される。
また、シリアルナンバリングによる資産価値を創出できる。2次流通でも、価値の裏付けや信頼性が確保される。フランチャイズやライセンス展開の基盤整備も実施する。第1弾トークンは、2026年1月受注開始に合わせて発行し、今後、順次シリーズ展開していく予定だ。
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