エプソンアトミックス、欧州金属粉末ビジネス拡大に向けドイツに現地事務所を開設製造マネジメントニュース

セイコーエプソンのグループ会社エプソンアトミックスが、ドイツのEpson Europe Electronics内にミュンヘン事務所を開設した。両社の連携により、ヨーロッパでの販売およびサービス機能を強化する。

» 2025年04月15日 16時00分 公開
[MONOist]

 セイコーエプソンは2025年4月2日、グループ会社のエプソンアトミックスとドイツのEpson Europe Electronics(EEG)との連携を発表した。同月1日付で、EEG内にミュンヘン事務所を開設した。

 エプソンアトミックスは、IT機器や自動車部品、医療機器に使用する電子部品の材料として、金属粉末や金属射出成部品などを開発、製造、販売する素材メーカーだ。3Dプリンタ用の材料など、金属粉末の需要が高まっているヨーロッパ市場へも日本国内から販売やサービスを提供してきたが、距離や時差の影響で迅速な対応ができないという課題があった。

 そのため今回、半導体や水晶デバイスなど、ヨーロッパにおける電子デバイス製品の営業、技術サポートを手がけてきたEEGと連携。両社の製品やサービス、営業、技術サポート力を組み合わせることで、同地域での金属粉末などの販売およびサービス機能を強化、拡充する。

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