AI主導のソフトウェア開発を支援、生成AIツールと専門開発者で生産性や品質を向上製造ITニュース

GlobalLogicは、AIと専門家の知識を活用した包括的なサービスオファリングスイート「VelocityAI」を発表した。企業のAI主導による製品開発と業務効率化に対応し、迅速な意思決定を支援する。

» 2025年03月25日 09時00分 公開
[MONOist]

 GlobalLogicは2025年3月12日、AI(人工知能)と専門家の知識を活用した包括的なサービスオファリングスイート「VelocityAI」を発表した。企業のAI主導による製品開発と業務効率化に対応し、迅速な意思決定を支援する。

 VelocityAIは、AIを活用したソフトウェア開発ライフサイクル「AI-powered SDLC」や「Intelligence Engineering」などのオファリングから構成される。

 AI-powered SDLCは、要件定義から設計、開発、テスト、実装に至るまで、企業と開発チームがソフトウェアライフサイクル全体で安全にAIを活用することを支援する。生成AIツールと同社の専門開発者の開発力を組み合わせることで、AIを用いた製品開発の生産性や品質を向上できる。また、知的財産を保護しつつ、コスト効率に優れたソリューションを提供する。

 Intelligence Engineeringは、AIを活用して製品やサービス、オペレーション全体でデータの収益化を支援する。デジタル技術やAI、人間中心設計を組み合わせることで、顧客に最適化されたAI搭載製品や顧客体験を開発できる。AI導入を支援する同社の「Platform-of-Platforms」により、データプライバシー保護やセキュリティ確保などの課題に対応する。

 これまでの検証では、VelocityAIを導入することで、技術文書や単体テスト、テストケース作成などの作業の自動化により、全体的な生産性が30%向上した。テストの自動化、DevOpsの最適化、保守コストの削減により運用コストを低減するほか、製品の市場投入期間を25%短縮している。

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