日本通運は、ニコンとSAFを活用した航空貨物輸送サービスに関する利用契約を締結した。ニコンの環境問題に対する取り組みを日本通運が航空貨物輸送の面で支援する。
日本通運は2025年2月27日、ニコンとSAFを活用した航空貨物輸送サービスに関する利用契約を締結したと発表した。ニコンの環境問題に対する取り組みを日本通運が航空貨物輸送の面で支援する。
日本通運は、2024年8月から東京都が実施する「企業のScope3対応に向けた航空貨物輸送でのSAF活用促進事業」における貨物代理店に選ばれ、SAFの利用を促進する取り組みを進めている。今般、同事業に荷主としてニコンが参加し、SAF利用契約を締結した。日本通運手配によるニコンの航空貨物輸送にかかるSAF利用相当分のCO2削減証書を発行し、Scope3におけるCO2排出量削減に貢献することを目指す。
NXグループは、SAFの活用促進を、重要課題である「サステナブル・ソリューションの開発・強化」の取り組みの1つと位置付けている。「NX-GREEN SAF Program」を提供し、ANAによる「SAF Flight Initiative」にも参画している。
2030年までに、NXグループ全体のCO2自社排出量(SCOPE1、2)を2013年比で50%削減することを目標とする。2023年5月にはScience Based Targets initiative(SBTi)の認定を取得するため、コミットメントレターを提出した。こうした取り組みで、2050年までのカーボンニュートラル社会実現に貢献していく。
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