一方、保存系において、系の位置エネルギーが力のポテンシャル
の場合、力の成分は、
で与えられる。これを一般力の式に代入すると、
となる。ポテンシャルから導かれる式20の一般力を分離し、その他の成分をQorと置くと、
となり、式18は、
となる。Uは質点の位置により決まり、一般座標qrのみの関数で、一般速度
は含んでいないため、
となる。ここで、
と置くと式23は、
となる。保存系の場合には、Qor=0なので、
となる。Lをラグランジュ関数またはラグランジュアンと呼ぶ。
以上を、図1に示す簡単な1自由度系で試してみる。ここで、ラグランジュの方程式は、
となる。このとき、
となり、これを上式に代入して偏微分すると、
を得る。
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